再メッキ処理のインナーチューブが戻って参りました!! | ZUMAのブログ

再メッキ処理のインナーチューブが戻って参りました!!

今日は朝から雨が降ったり止んだりの繰り返しで、

ジメジメした一日でしたね~~。

今夜から明日に掛けて、結構雨が降って来るらしいので、

皆さんもご注意ください!!

 

さて、今日は朝から修理のご依頼車両の引き取りに行っておりました。

比較的近場だったので、午前中のうちに戻ってくれました。

 

カワサキトリプルの、750SSことH2sです。

クラッチ不良や、電装系等諸々の修理のご依頼です。

 

 

とりあえず状態把握をしながら、クラッチのレリーズ調整をしてみることに。

 

スプロケットカバーを取り外して見ると、チェーンがパッツンパッツンに張って有りました。

かなり張っていて、全く遊びが無い状態です。

チェーンは張りすぎてしまっていると、シャフトを引っ張ってしまって、

ミッションを痛めたり、オイルシールからオイル漏れを起こしやすくなってしまいます。

 

 

まずはチェーンの遊びを適正に取るため、アクスルシャフトを緩めて、

チェーンスライダーを見てみると、合わせのメモリも左右でかなりズレてしまっていました。

 

チェーンスライダーが合っていないと、ホイール自体がまっすぐにならずに、

曲がった状態になってしまいます。

 

 

そしていざクラッチレリーズの調整です。

社外品のレリーズが付いて居り、調整し直して置きます。

 

 

とりあえずクラッチ調整を終えて、雨が止んでいたタイミングで、

軽めに試乗してみました。

 

とは言っても雨が降り出してきたので、10km未満しか試乗できませんでした。

 

クラッチ自体は切れてくれていましたが、試乗した感じだと、

アイドリングが不安定で、低速などの低回転域があまり調子が良くない感じでした。

 

キャブは一度仕上げてもらっているとの事でしたが、

取り付け角度もバラバラでした・・・・

 

 

また、スロットルワイヤーのストッパーが何故かワイヤリングされていました。

ここはサークリップで止まる箇所で、まだ純正部品の供給も有るんですが・・・

ちなみに手で持っているのが在庫していた純正のサークリップです。

 

スロットルバルブの開け始めのタイミングも怪しい感じです。

 

さらに電装系は、エンジンを始動するとメインヒューズが飛んでしまい、

灯火類などが全滅状態でした。

メインハーネス交換等をしてもらって有るとの事でしたが、その辺も追々確認して行きます。

 

 

そして今日はこちらのインナーチューブが再メッキ処理から戻って参りました!!

 

修理車のCB1100Fのインナーチューブです。

 

 

フロント廻りが外れている状態なので、車体はこんな状態になっております。

 

 

フロントフォークの各部品を洗浄して、フォークを仕上げて行きます。

このCB1100Fのフロントフォークは、セミエアサスで、

CB750FCとも少し異なっていて、トップブリッジの下に左右のエアパイプが付いているタイプです。

 

 

左右のフォークにオイルを綺麗量入れて、エア抜きを行って、

トップキャップなども組み付けて行きます。

 

 

このタイプのフロントフォークは、左右アンチダイブ付きで、

念入りにエア抜きを行って置きます。

 

フロントフォークが仕上がったので、ようやくフロント廻りが組付けられます!!