ブレーキ廻りは大事な整備箇所ですね~~!!
今日は朝からひたすら雨ですね~~。
気温も低くて、また冬に逆戻り??みたいになってしまいました。
ただ週末は結構暖かくなるみたいですね~~。
さて、今日は修理車のCB1100Fのブレーキ廻りの作業です。
もともとブレーキに引きずりが有り、
保管期間も有ったことも有り、ブレーキ廻りの作業を行っていきます。
まずはリアのブレーキキャリパーからです。
ブレーキキャリパーのピストンは見える限りでは、
かなり綺麗な状態で、グリスも残っている感じでした。
とりあえずピストンを取り外して見ると、内部は比較的綺麗な状態でした。
ただ、ちょっとグリスを塗り過ぎですね・・・・
このタイプのキャリパーにはピストンシールと、ダストシールが使用されています。
取り外したシールはこんな感じで、かなりグリスがベッタリな状態でした。
キャリパー側のシール溝は、やはりブレーキフルードのカスがこびり付いており、
カスを除去して、掃除をして行きます。
そして新品のシールに交換を行って、キャリパーに組み付けて行きます。
ちなみにピストンは洗浄した所、かなり綺麗な状態で、
錆なども無かったので、再使用可能ですね!!
またこちらはスライド部分のカラーブッシュですが、
こちらはグリスが切れていたので、新しいグリスを塗って組付けておきます。
各部品を組んで行き、ブレーキパットも面出し等を行って、
リアのブレーキキャリパはひと段落です。
お次は同じリアブレーキの、マスターシリンダーです。
マスターシリンダーは、フロントと同様にレバーやペダルを押すことで、
内部のピストンで油圧を掛けて、その油圧をキャリパーに伝える重要な部品ですね~。
こちらがリアのブレーキマスターシリンダーです。
マスターシリンダーを分解して内部部品を確認して行きます。
マスターシリンダーは下部にサークリップで止められていて、
サークリップを取り外して、内部のピストンも取りだして行きます
内部の部品はこんな感じで、スプリングの手前にピストンが入っています。
ピストンにはブレーキフルードのカスが付いていたので、
この辺りも、消耗部品なので部品交換して行きます。
またこちらはマスターシリンダーの、リザーバータンクからのホースが付く部分です。
このホース取り出し部にもOリングが使用されているので、
このジョイントを取り外して行きたいんですが、このM4ビスが、
錆で固着していて、なかなか苦戦しました。
思っていたよりは綺麗でしたが、この部分にもブレーキフルードのカスが、
ビッチリ溜まっている事が多いんです。
この部分は小さなブレーキフルードの戻り穴も有るので、
綺麗に洗浄して、パッキンのOリングも交換して置きます。
マスターシリンダーのピストンの下部は、
ペダルで押される部分には、錆止めも含めて少しグリスを塗って置きます。
そしてリアのブレーキマスターシリンダーも、ひと段落です!!
結構見落としがち??ですが、こういった細かい箇所も一度作業を行って置けば、
当分の間は問題ないと思います。
まだ純正部品の供給も有るので、早めに消耗品は交換することをお勧めします。