今日はCB1100FのVBキャブレターの作業です!! | ZUMAのブログ

今日はCB1100FのVBキャブレターの作業です!!

今日は1日中風が強かったですね~~!!

かなり風が強かったので、シャッターも閉めておりました。

ただ結構気温自体は暖かかったような気がしました。

 

さて今日はホンダのCB1100Fのキャブレター作業です!!

先日エンジンを始動した際にアイドリング不良と、

3気筒の状態だったので、とりあえずキャブレターの洗浄や消耗品の交換等の作業です。

 

 

このCB1100Fのキャブは、VBキャブと言って、

CB250T等のホーク系などにも使用されているキャブです。

 

負圧キャブに入る部類ですが、ダイヤフラムがゴム製ではなく、

アルミ製なのが特徴的ですね~~。

 

 

また兄弟車のCB750Fや900Fも同様なキャブですが、

チョークの連結部がちょっと曲者なんです。

 

 

また車種にもよりますが、このエアカットバルブが付いています。

このダイヤフラムはゴム製です。

 

なので、良くキャブレターをそのままケミカル系で洗浄してしまい勝ちですが、

こういったゴム部品にダメージを与えてしまいます。

 

良かれと思ってやっている事が、逆に状態を悪くしてしまっている事の典型的な事例です。

 

 

こちらが取り外したエアカットバルブですが、

ダイヤフラムには破れや劣化は見受けられなかったので、再使用は可能な状態でした。

 

 

ただバルブのカバーなどには腐食が見受けられていたので、

面出しなどを行って、腐食を落として置きます。

 

 

キャブレターを単体の状態にして、洗浄を行って、

各部品を組み付けて行きます。

 

エアカットバルブは、1個だけは外側から取り外せますが、

残りの3個はキャブレターの内側に入っているので、

作業を行う場合はキャブレター単体の状態にしないと作業が出来ないんです。

 

 

まやフロートチャンバー内のジェット等の部品は、

比較的状態が良かったので、洗浄後に状態を確認して、組み付けて行きます。

 

 

フロートチャンバーのガスケットを交換して、

フロートチャンバーを組み付けます。

 

 

そしてキャブを連結して行くんですが、燃料パイプのOリングは、

劣化していたので、新品に交換して置きます。

 

 

曲者??のチョークバルブの連結も組み付けです!!

スプリングの力でチョークバルブを開いているので、

誤組みするとチョークバルブが、チョークを引いても閉じてくれなくなってしまいます。

 

 

そしてスロットルバルブを取り付けて行くんですが、

カバー側の真鍮の筒の内部も傷などが有ると、バルブがスムーズに上がってくれなかったりするので、

面出しや内部を洗浄します。

 

 

またこのCB1100Fのキャブは左右の2個ずつに燃料が供給されるんですが、

その間に負圧のフューエルバルブが付いています。

 

ガソリンコックからフューエルバルブに入って、そこから1.2番と3.4番のキャブに、

ガソリンが流れる構造です。

3.4番のホースは通常のホースではなく90度に曲がっていないと、

ホースが曲がってしまいガソリンが流れなかったので、

急遽近所の量販店に行って、ホースを買ってきました。

 

 

元々付いていたホースは劣化でパッキパキのプラスチックの様になっていたので、

ホース関係は新品に交換です。

 

 

また一応フィルターも取り付けて置いてひと段落です!!

 

このタイプのキャブはホンダが1980年代初頭を中心に、

良く使っていたキャブですね~~。