GT380の修理車の作業開始です!! | ZUMAのブログ

GT380の修理車の作業開始です!!

今日も暖かい陽気で、20℃近く上がったみたいですね~~!

ただ今週は少し天気が崩れて来ちゃう?らしいです。

これだけ暖かいと、寒暖差が凄いので、

体調管理には注意が必要ですね。

 

さて、今日は修理のご依頼のGT380の確認作業からです。

なかなかファンキーな車両ですが、

オイルの吐きが凄いらしいので、確認を行っていきます。

 

とりあえず軽めに試乗した感じでは、

怪しかったクランクのオイルシールは大丈夫そうな感じでした。

ただ、エンジン廻りや車体回りがオイルだらけなので、

とりあえずオイル汚れをある程度除去します。

 

 

エンジン廻りなどを重点的に洗車して、油汚れなどを落として置きます。

また、スプロケットカバーも取り外して、

内部の汚れを落として置きます。

 

 

オイル漏れの箇所を確認して行くと、どうやらオイルポンプが怪しい感じです。

お客さんからはオイルポンプは専門店でオーバーホールを行って、

取付をしてもらったとの事でした。

 

 

ポンプカバーを取り外して見ると、ガッツリオイル漏れし待てますね~~。

青いのが、漏れ出たエンジンオイルです。

漏れてケースに溜まっています。

 

 

また以前も少し紹介しましたが、

オイルタンクからのホースも、当時物のカチカチに硬化してしまっているホースでした。

 

 

この透明なホースですが、劣化でカチカチのプラスチックの様になってしまっています。

ホースが劣化で硬化すると、バンジョウ部等からオイル漏れの原因にもなります。

 

またバンジョウのボルト部分も、緩んでました・・・

 

 

とりあえず原因??のオイルポンプを取り外してみると、

こんな感じで漏れたオイルが溜まっている状態でした。

 

 

またオイルパイプも少し怪しくて、

パイプのバンジョウ部付近も結構オイルで濡れていました。

 

 

とりあえずオイルラインを取り外して、状態を確認して行きます。

 

 

ちょっと怪しかったバンジョウ部ですが、

修復されている形跡が有りました。

 

このオイルパイプは、硬化したりすると割れやすくなっているんですね。

 

 

また、バンジョウ部のガスケットワッシャは、

これまた当時物の樹脂ワッシャでした・・・・・

 

クラック等も有って、おそらくバンジョウ部分からもオイル漏れを起こしていた感じですね。

 

 

とりあえずオイルライン廻りを洗浄しておきました。

 

 

ちなみにこのタコメーターワイヤーの取り付け部分に付いている、

クランプがグニャグニャにされてしまっています。

 

このクランプは結構大事で、スプロケットカバー内のハーネスを、

チェーンに当たらない様にクランプする為の物です。

組み方が分からなくて、こんな感じにしてしまったんですかね??

 

 

グニャグニャになっていたクランプを修正して、

本来の位置に戻しました。

こんな感じにジェネレーターとギアインジケーターの配線が、

チェーンに干渉しない様にクランプする為の物ですね。

 

 

そしてこちらはミラーで確認した、インテーク側からみた、

ピストンスカートです。

写真だとちょっと分かり難いですが、ちょっと傷が多数入っているようでした。

 

 

他にもいろいろと確認作業を行って、交換が必要な部品を注文して置きます。

 

追々キャブレターなども確認作業を行っていきます。