今日はGS400のエンジン腰下組付け作業です!!
今日は朝は冷え込んでいましたが、
日中は昨日よりは少し暖かい??感じでした。
ただ夕方頃からは風が出てきてしまい、一気に冷え込んで来てしまいました。
今日はGS400のエンジンの腰下廻りの組付け作業です!!
昨日はGS425のキャブでしたが、今日はGS400の作業になります。
最近ウチではGSが大人気で、4台オーダー車両があって、作業を行っております。
その中のGS400の作業で、まずはミッションから仕上げて行きます。
ミッションは各ギア等を取り外して行き、ミッションのベアリングを打ち変えて行きます。
各ギアの摩耗等も良く確認して置きます。
スプロケットが付く部分のベアリングは、圧入されており、
ベアリングの脱着にはそれなりの工具や作業の仕方が有ります。
無理やりベアリングを脱着したりすると、
新品のベアリングをダメにしてしまったりしてしまいます。
シャフトやカラー等を洗浄して、新しいベアリングを組み付けます。
そしてシャフトに各ギアを組み付けて行き、ミッションを仕上げます。
またギアによっては、シャフト部分にブッシュが入っているギアが有り、
ブッシュにガタツキが有ると、ギアの不具合につながってしまうので、特に注して確認します。
そしてミッションの2本のシャフトのベアリング打ち替え作業は完了です!!
こちらは組み付けて行くクランクケースです。
先日ドレンボルト部分を溶接にて強化したクランクケースです。
クランクケースを組み付けて行くので、まずはケースの付属部品を取り付けて行きます。
オイルストレーナーや、キックシャフト等を組み付けて行きます。
そしてこちらはアッパー側のクランクケースですが、
先ほど仕上げて置いたミッションを乗せて、シフトの動作の確認です。
シフトドラムやシフトフォークを取り付けて、
各ギアのシフトや、各ギアのバックラッシュなどを確認です。
そして同じくアッパー側のケースに、
カムチェーンを交換したクランクシャフトやバランサーを乗せて行きます。
GS400はクランクシャフトの振動を打ち消すために、バランサーが付いているんですね~~。
バランサーとクランクシャフトには合わせ位置が有るので、
合わせマークを合わせて組付け準備完了です!!
内部部品が組付けられたら、ロアケースを乗せて行き、
クランクケースの合体です!!
ケースボルトにカジリ防止処理を行って、数回に分けてボルトを締め付けて行きます。
ロア側のボルトを締め付けたら、アッパー側のケースボルトも取り付けて、
再度規定トルクでまし締めです。
ケースが組めたら、ギアやシフト関係の動作も確認して置きます。
とりあえず腰下廻りは組付け完了です!!
腰下廻りは腰上廻りに比べると、整備がされていないことが多いですね。
きゅすやの場合、ベアリングなども一度も交換されていない場合は、
45年以上前のベアリングです。
普通に考えると怖いですよね・・・・