CBX400Fのカムチェーンテンショナー交換です!! | ZUMAのブログ

CBX400Fのカムチェーンテンショナー交換です!!

今日も一日良い天気でしたね~~!!

今日から立冬ですが、まだ暖かい陽気が続いております。

ただ、明日辺りからは本来の気温に戻っていく??みたいですね。

 

今日は先日車検を取得して来ていたCBX400Fの、

カムチェーンテンショナーの交換作業です。

車検時に少しテンショナーの音が有ったので、お客さんに相談して、

交換することになりました。

 

CBX400と550系はテンショナーが結構弱くて、

アクセルオフの際などに、「ジャラ」と言う感じの音が出ていると、

テンショナーが劣化している事が多いですね。

 

 

このCBX系のテンショナーは、エンジンの外部から調整などは出来ない構造です。

 

ヘッドカバーを取り外して、テンショナーを交換して行きます。

 

 

キャブレターは取り外さなくても、ギリギリ作業が出来るので、

イグニッションコイル廻りを取り外して、ヘッドカバーを取り外して行きます。

 

 

ヘッドカバーを取り外すと、カムシャフトやバルブ廻りが出て参ります。

まずは一番大事なバルブタイミングが正しいかを確認です。

 

バルブタイミングがOKだったので、カムスプロケットやカムシャフト関係を取り外します。

 

 

ちなみにカムチェーンのテンショナーは、両カムシャフトの間に有る部品がテンショナーです。

 

 

カムシャフト廻りを取り外して、いよいよテンショナーを取り外して行きます。

ただ、その前にせっかくカムジャーナル関係を取り外したので、

カジリなどが無いかを確認して置きます。

 

 

エンジン中心部よりのジャーナル部は傷がつきやすい箇所なので、

インテーク、エキゾースト共に良く確認して置きます。

 

全体的にジャーナルやカムシャフト側も比較的綺麗な状態で一安心です!!

 

 

そしてこちらが取り外した、カムチェンテンショナーです。

これがエンジンの真ん中あたりに入っていて、左側のストリッパでカムチェーンを張っています。

 

 

大抵この部分のシャフトの痛みが原因で、

スプリングがきちんと張れなくなってしまっている事がほとんどですね。

案の定こちらのテンショナーも、擦れて少し段差が付いて居りました。

 

 

ストリッパー側は比較的状態が良かったので、そのまま再使用しますが、

テンショナー自体は純正の新品の物に交換です。

 

 

エンジンに新品のテンショナーをセットして、ガスケットワッシャも交換して、

テンショナーを組み込んで行きます。

 

 

そして慎重にバルブタイミングを合わせて、

カムシャフト廻りも取り付けて行きます。

 

 

カムシャフトを脱着しているので、タペットクリアランスも調整し直して置きます。

 

全体的に少し広めだったので、ちょうど良かったですね~。

 

 

そしてヘッドカバーガスケットと、カバーを止めるボルトのガスケットワッシャも交換です。

左下の物が元々付いていたワッシャで、右上が新品のワッシャです。

 

 

ヘッドカバーを組み付けて、取り外したイグニッションコイルなどを元に戻して組付け、

エンジンを始動させて、キチンとカムチェーン音が開所されているかなどを確認して、

ひと段落です!!

 

 

このエンジンはメカノイズも少なく、かなり良さそうな感じのエンジンでした。

 

大抵未整備の中古車のCBXは、殆どテンショナーの音が出ていることがほとんどです。

まだテンショナー自体が、メーカーからも供給が有るので、

交換することが大前提ですね!!