KZ100LTDのシリンダーヘッド廻り分解です!! | ZUMAのブログ

KZ100LTDのシリンダーヘッド廻り分解です!!

今日は昨日同様に秋晴れの良い天気でした!!

昨日は夕立的な雨が有りましたが、今日は雨も降らずに、

比較的暖かい一日でした。

 

そういえば、先日ウチのTシャツはちょっとご紹介させていただきましたが、

もうすでにロングTシャツが完成しております。

と言うのも、作業着としてはもうTシャツは寒いので、制作しておりました。

ロングTシャツは綿タイプしか制作していないので、ご了承ください。

 

 

さて、今日は昨日紹介していたKZ1000LTDの、

シリンダー廻りの分解作業です。

Z系はバルブ廻りも弱い箇所なので、分解して状態を確認して行きます。

 

 

恐らく以前に一度分解はされており、その際にある程度仕上げては有りそうな感じです。

 

 

分解前の燃焼室はこんな感じで、カーボンは有るものの、

そこまでカーボンビッチリ状態ではないですね。

 

 

まずはバルブを取り外して、ガイドやシートの確認です。

 

バルブシートはシリンダーヘッドに密着する箇所ですが、

ご覧の通り比較的よい状態でした、

 

 

またバルブを取り外しながら、ガイドとのガタも確認して行きますが、

こちらも問題なさそうな感じです。

 

恐らく以前分解された際に、バルブガイドとシートカットなどの作業を行っていたみたいですね。

 

 

そしてこちらはバルブを取り外した状態のガイドです。

バルブステムシールが付いていますが、これは社外品ですね~。

 

 

ステムシールを取り外して見ると、カチカチに硬化しております。

本来はバルブのステム部分をシールして、オイル下がり防止のためのシールですが、

リップ部分もかなり硬化しておりました。

 

 

こちらは問題だった3番のバルブと、その他のバルブの状態です。

右側のバルブが3番バルブです。

オイルを噛みこんでいたため、表面にザラザラしたカーボンが付着してますね。

 

 

取り外したバルブを表面のカーボンを洗浄して、バルブのすり合わせを行っていきます。

 

 

ある程度シート面は仕上がっている状態なので、

やり過ぎず、表面を慣らす程度のすり合わせですね!!

 

擦り合わせをやり過ぎてしまうと、肝心のシート面が広がってしまったりしてしまいます。

 

 

一通りすり合わせを8箇所行い、圧縮漏れの確認も行って、ひと段落です!!

 

 

そしてこちらは昨日取り外したピストンです。

 

やはりワイセコの70mmのピストンが使用されておりました。

 

 

右側が3番のピストンですが、セカンドリングが固着しています。

リングが固着していたため、カーボンの付き方がほかのピストンと異なりますね。

 

 

ワイセコのピストンキットは、上のピストンからモデルチェンジされています。

また、最近の為替の関係で結構値上がりしちゃってますね!!