2サイクルエンジンの要のオイルポンプ廻りです!!
今日は晴れていて、暑くなりましたね~!!
ただ少し風が有ったので、若干暑さも和らいだ気がします。
何やらお盆休み中は台風が来ているみたいなので、
皆さんもご注意ください!!
今日は2サイクルエンジンの要の、オイルポンプ廻りの作業です。
昨日紹介していた350SSのマッハのオイルポンプ作業です。
まずはこちらはオイルラインです。
ポンプからのオイルを各シリンダーに供給しているパイプです。
内部には古いオイルが残っているので、洗浄して置きます。
パイプは両サイドがハバンジョウになっていて、
アルミのガスケットワッシャで挟まれています。
これがバンジョウボルトの下部ですがここからオイルが吐出されます。
非常に細い箇所なので、詰まり等が無いかも確認して置きます。
そしてこちらはオイルポンプ本体です。
オイルタンクからオイルが流れて、3気筒にそれぞれオイルを供給していて、
2サイクルエンジンにとっては、非常に重要な部品ですね。
カワサキトリプルに良く有る、番所ボルト部分は、
3個中2箇所がねじ山が舐めっていました。
分解を行っていくので、ついでにヘリサートコイルの処理も行っていきます。
まずはトップ部分のキャップを取り外して行きます。
ここにもOリングが使用されています。
そしてこちらはアクセルワイヤーで引かれる、レバー部分の裏側です。
大体このタイプのオイルポンプは、
このシャフト部分からオイル漏れを起こしている事が多いですね。
こちらがオイル漏れを起こしやすい、レバーシャフトで、
右側にオイルシールが使用されています。
このシールが劣化して、オイル漏れを起こしてしまいます。
このシールももちろん交換して行きます。
そしてこちらはねじ山が舐めてしまっているバンジョウ部です。
M6のねじ山ですが、かなりナメってしまっています。
こちらが慎重にヘリサートを入れて処理後です。
ねじ山の長さに合わせて、ヘリサートのコイルも加工して入れて行きます。
ちなみに、オイルパイプのバンジョウボルトは、
純正品は使用しません。
本来のの純正バンジョウボルトは、少し長さが短めなので、
純正流用で、少しだけねじ山部が長いバンジョウボルトを使用します。
ボルトが長すぎてしまうと、ポンプ本体に傷を付けてしまったり、
ネジが締め付けられなくなってしまうので注意が必要ですね。
バンジョウ部のワッシャは漏れ止め対策で、こちらも純正流用の、
ゴムシールタイプのガスケットワッシャを使用します。
子のガスケットワッシャの厚みも少し厚めなので、
本来の純正バンジョウボルトだと、非常にねじ山を壊してしまいやすくなってしまいます。
そして、各Oリングやシールを交換して、
オイルポンプやオイルパイプを取り付けです。
2サイクルエンジンは、シリンダーやピストンの潤滑の為に、
2サイクルエンジンオイルを燃焼させています。
そのエンジンオイルをシリンダーに供給しているポンプやパイプ類は、
重要な箇所ですね!!