ミドルトリプルのガタガタシフトの修正です!!
今日は久しぶりにまとまった雨が降っておりました。
とは言っても、雨が降ったり止んだりで、
道路が乾いたかな??と思うとまた降りだして・・・の繰り返しでした。
なかなか試乗等は出来ないお天気でした。
今日はタイトルにも有りますが、カワサキのミドルトリプルの作業です!!
SSシリーズからKHシリーズまで、共通なんですが、
如何せんこの車種はシフトペダルがガタガタなことが非常に多いんです。
シフトペダル廻りはこんな感じの部品構成で、
ペダルからリンクを介してシフトシャフトを動かしている構造です。
2サイクルと言う事もあり、振動等でリンケージのガタツキが大きくなってしまって、
シフトペダルの遊びが非常に大きくなってしまいます。
リンクは2箇所のピンが駆動して、ペダルの取り付け部のシャフトにも、
結構ガタが出ています。
そしてこちらはウチで独自に制作したシフトペダルリンケージです。
シフトペダル以外の部品は、すべてワンオフ制作した部品です。
純正のスタイルを崩さないで、シフトのガタツキをなくしたかったので、
完全にコスト無視??で制作した部品です。
まずは純正のシフトペダルのリンケージピンが入る箇所の穴を修正します。
摩耗しているとこのピン穴が変形していますね。
下穴を開けられたら、特殊加工したカラーを圧入します。
このカラーも非常に硬い材質で削りだしで制作して、
尚且つ焼き入れ処理も行って有ります。
またこちらはシフトペダルを取り付けるボルトです。
こちらも削り出しで制作した後に、硬質クロームメッキで表面処理してあります。
硬質クロームメッキは、フロントフォークのインナーチューブなどにも使用されていますね。
フェンダーなどの装飾用のクロームメッキとは異なるメッキ処理です。
またこのボルトの頭も、脱着がしやすいように19mmの頭にしてあります。
このシフトペダルは、販売はしておりませんが、
ウチで購入して頂いたお客様には取り付けを行っています。
この車種は本当にガタツキが大きくて、ギア抜けの原因にもなったりしてしまいます。
そしてお次はこちらのオイルタンクです。
マッハのSSシリーズは最終型の250SS以外は、この白色のオイルタンクになります。
250SS最終やKHシリーズから、黒いタンクになりますね。
2サイクルオイルが漏れてくる確率が非常に高い、
レベルレンズはリプロ品の新品に交換です。
また供給口になるアダプターも大体漏れてくるので、
こういった箇所も予め新品に交換して置きます。
そして塗装してあった外装も乗せて行きます。
交換したシフトペダルもガタツキなく、非常にいい感じです!!