ゼファー750の腰上廻り組付けです!!
今日も昨日に続きかなりの酷暑でしたね~~!!
本当に暑くて、何もしなくても汗がにじみ出てくる様な気温でした。
多分今日も優に35℃は超えていたでしょうね~~。
暑い日が続いておりますので、皆さんも体調にはご注意ください。
さて、今日は修理車のゼファー750のエンジンの腰上廻りの組付け作業のご紹介です!!
先日エンジンをフレームに乗せて置いた車両です。
こちらはシリンダーヘッドですが、まずはバルブ廻りを組み付けて行きます。
ちなみに、バルブのシートカット等は行って有ります。
まずはバルブスプリングシートを取り付けてから、
こちらのバルブステムシールを取り付けて行きます。
このステムシールがシリンダーヘッドからのオイル下がりを防止してあります。
劣化して行くと当然リップが硬化して、オイル下がりを起こしてしまいますね。
そしてステムシールを取り付けたら、バルブを組み付けて行きます。
このエンジンは、インナーシムタイプなので、
バルブのトップにタペット調整用のシムが入ります。
これがタペット調整のシムです。
タペットキャップの裏側に付いて居り、バルブトップに入ります。
バルブに取り付けるとこんな感じになります。
この上からタペットキャップが入ります。
インナーシムタイプはある程度厚みを計測して置きます。
アウターシムはカムシャフトが付いたままでもシムの厚みを変更できますが、
インナーシムはシムの厚みを変更するにはカムシャフトを取り外さなくてはいけないので、
エンジンを組み付ける前にタペット調整を終えて置きます。
シムは0.05mm刻みなので、こちらのマイクロを使用します。
そしてこちらはピストンです。
シリンダーが樽状に摩耗していたので、ボアアップでボーリングを行って有ります。
ピストンをコンロッドに取り付けて、エンジン腰上廻りの準備完了です!!
そしてシリンダー、シリンダーヘッドと組み付けて行きます。
エンジンはガンコート処理を行ってあります。
かなりいい艶感で、綺麗に仕上がっておりますね~~!!
ボアアップしてあるシリンダーは、シリンダーを組付ける際は注意が必要ですね。