修理依頼車両のゼファー400の状態確認ですが・・・ | ZUMAのブログ

修理依頼車両のゼファー400の状態確認ですが・・・

今日は梅雨の中休み??みたいな天気で、

かなりいい天気でしたね~!!

特に夕立も無くて、風は強かったですが気持ち良い陽気でした。

 

今週末も天気が良くて、晴れ間が見えてくれるみたいで、

この時期には貴重な晴れかもしれないですね!!

 

さて、今日は修理や車検のご依頼のゼファー400の、

状態の確認からして行きます。

個人売買?で入手したようで、きゃかエンジンの不調で、

吹け上がり等もイマイチみたいです。

 

 

とりあえずシートを取り外して、見たんですが、

初っ端からシートが外れませんでした・・・・

 

ゼファー系は、シートの脱着の癖が有るものが多いですよね~~。

シートを外して見ると、見たいことないバッテリーが!!

しかもめちゃくちゃ軽くて、どこのバッテリーなんでしょう??

 

 

シートも四苦八苦してようやく取り外したんですが、

原因はこれですね。

 

このシートキーのシリンダーの不具合です。

 

 

シート気廻りを取り外して、状態を確認して行きます。

 

 

シートのキーシリンダーから、可動部分の部品を取り外して見ると、

予感的中です!!

可動部の樹脂が割れています。

 

この樹脂の部品が割れてしまっているので、キーを回しても、

キチンとシートロックが動いてくれずに、シートの脱着が非常に困難になってしまっておりました。

 

 

そしてキャブレターを取り外して、内部を確認して行きますが、

その前にオーバーフローが有るかを確認した所、

4番キャブが結構オーバーフローしていました。

 

 

またフロートチャンバー内は綺麗でしたが、

燃料パイプのジョイント部のOリングはぺチャンコになってしまっていて、

その部分からのガソリン滲みも有ったようです。

 

フロートチャンバーガスケットは交換されていたようで、

比較的新しい物が付いていました。

ジェット等も綺麗だったため、おそらく連結部分以外は作業がされていたような感じです。

 

さらにオイル漏れも有るとの事で、スプロケットカバーを取り外して、

状態を確認してみます。

おそらくオイルラインのOリング辺りが怪しい感じでしたが、

ジェネレーター配線の取り回しも???で、ギボシも焼けているんので、

修理しておきます。

 

 

さらに極めつけと言うか、一番驚いたのがこちらです。

 

フォークトップにジョイントを噛ませて、CBXハンドルを取り付けているんですが、

ハンドルを切ると、やけに「コツコツ」っという違和感が有ったんですが、

ステムのガタツキかな??と思っていました。

 

しか~~~し!!

よくよく確認してみると・・・・・

 

 

何じゃこりゃ????

トップブリッジがフロントフォークをクランプしていない!!!

 

ハンドルを切ると、フロントフォークとトップブリッジが当たってコツコツしていたんです。

 

分かり易く説明すると、トップブリッジがスカスカで、

フロントフォークが止まっていない状態です。

 

 

凄いですね~~~。

これは呆れと言うかよくこの状態で乗っていたな・・・・と思ってしまいました。

 

トップブリッジの寸法をよく確認してみると、

ゼファー750用のトップブリッジでした・・・・

 

ゼファー750のフロントフォークは、400よりも少し太いので、

いくらトップブリッジのクランプボルトを締め付けても、

フロントフォークがスカスカになってしまいますよね。

 

何で750のトップブリッジが付いていたのかは全く不明ですが、

凄いことするな~~と、久しぶりに面喰いました。