一気に真夏日突入~~!!
今日の暑さはヤバかったですね~~!!
埼玉のこの辺りは34℃になったとか??
完全に真夏日です・・・
こんなに気温の変化が大きいと、体調崩しちゃいそうです。
皆さんもご注意ください!!
ただ、明日はさらに気温が上がるみたいで・・・;・
さて、今日は売約車両のカワサキKZ900のご紹介です!!
エンジンの始動確認等は完了していて、腰上廻りを分解してきます!!
KZ900はZ1とほぼ同じエンジンで、排気量も同じですね。
まずはヘッドカバーを取り外して、バルブタイミングやタペットクリアランスを確認です。
特にバルブタイミングなども問題無く、カムシャフトを取っ払いっちゃいます。
カムのジャーナル部も良好で、一安心です!!
カムシャフトが取り外せたら、シリンダーヘッドも取り外して行きます。
すると、ピストントップが見えてきます。
こちらはカムチェーンのテンショナローラーですが、
比較的程度が良かったです。
劣化していると、下のローラー部分がチェーンで削られて、
ボコボコになってしまっていますね。
そしてシリンダーも取り外して行き、ピストンも分解です!!
ピストンは綺麗ン状態で、当たりの跡は有るものの、
ガリ傷などは無く、ピストンリングもまだそこまで摩耗していなそうな感じですね。
ちなみにシリンダーはこのようにうっすら錆の跡が見受けられましたが、
おそらくホーニングで消えてくれそうな感じです。
錆が深い場合などは、ボーリングが必要になり、オーバーサイズピストンを使用しなくてはいけません。
そしてカワサキのZ系の肝??でもある、バルブ廻りの確認です!!
Z系は特にガイドが非常に弱いので、大抵の中古車はガイドが摩耗しています。
燃焼室を見た感じでは、さほどオイルの噛みこみは無かった様ですね。
カーボンは溜まっているものの比較的綺麗に焼けていたようです。
そして肝心の各バルブを取り外して行きます。
バルブのシート面の幅自体は良好でしたが、
ご覧の様に少し圧縮の抜けが有ったようですね~~。
また、定番のガイドの摩耗は予想通り摩耗しておりました。
ガイドにバルブを通した状態で確認してみると、
クリアランスが大きすぎした。
まあZでこういった箇所は想定内なので、ガイドの打ち変え決定ですね!!
またプラグホール付近のカーボンを落として、
クラックが無いかも確認です!!
結構プラグホールと、バルブのシート面が近いため、
クラックが入りやすいのも特徴です。
幸いこのエンジンはクラック等も無く一安心です。
とりあえずエンジンの腰上廻りは分解完了したので、
ヘッドやシリンダーは内燃機加工にお願いします。
バルブのガイドは摩耗していると、いくらバルブの擦り合わせを行っても、
全く意味が無いんです。
Z系で、整備がされていないエンジンは、基本的にはガイド位置替えが定番ですね!!