忘れられがち??なリア廻りの整備です!! | ZUMAのブログ

忘れられがち??なリア廻りの整備です!!

今日はかなり暖かくてポカポカ陽気でした!!

今週末も天気は良さそうな感じで、

桜も今秋を過ぎてしまうとそろそろ散ってしまいそうな感じですね。

 

さて、今日は昨日エンジンを下して分解していた、

売約車のGT380のリアの足回りの作業をご紹介です!!

 

基本的なウチの納車整備の作業です。

とりあえずエンジンが乗っていない状態なので、かなり軽い状態で、

作業はしやすいですね。

 

 

とりあえずはリアの足回りの作業からご紹介です。

 

 

まずはリアホイールを取り外して行き、スイングアームも取り外します。

結構スイングアームは分解整備がされていないことが多い気がします。

 

 

これはスイングアーム内部のピボット部のカラーです。

 

このカラーは予想通りグリス切れ状態で、

錆が出始めてしまっていますね~~。

このカラーが固着してしまうと、スイングアームの動きが悪くなってしまい、

最悪の場合固着してしまいます。

 

 

ピボットカラーを洗浄して錆を落とし、

面出しを行ってから、たっぷりをグリスアップをして組付けます。

 

まだ錆が酷くない状態だったので、カジリや焼き付きも有りませんでした。

 

 

そしてこれは2サイクルエンジンは特に汚れやすい??

スイングアーム裏側のフレームです。

 

こういった泥やオイル汚れ等も、分解した際には洗浄して置きます。

 

 

こちらはリアのブレーキパネルです。

ブレーキーシューの残量がかなり少なかったので、

ブレーキシューは新品に交換します。

 

 

ブレーキカムもグリス切れ状態で、動きが渋くなっていました。

このブレーキカムは、ブレーキワイヤーで引っ張られて、

ブレーキシューを開く役割をしていますが、動きが渋くなると、

ブレーキの戻りが悪くなったり、固着に繋がってしまいますね。

 

 

ブレーキパネルを洗浄してから、各部にグリスアップを行い、

新品のブレーキシューを組み付けです!!

 

 

そしてこちらはリアタイヤですが、「当時物」のイノウエタイヤですね~~!!

残り山は有りますが、当然古すぎて危険なので新品に交換です!!

 

 

タイヤを剥がして見てビックリ!!!

スポークニップル部分や、ホイールリムに錆が無い!!

ここまで綺麗な状態は結構珍しいです。

 

 

そして新品のタイヤを履かせて、ホイールバランスを取って置きます。

 

 

ちなみにリアのブレーキパネル部分は、結構錆が出ておりました。

これではせっかくブレーキシューを新品にしても、

錆が出ているのでキチンとブレーキが効いてくれませんね~~。

 

 

と言う訳でこちらもさび落としと面出しを行って、

特にブレーキシューが当たる箇所などは脱脂をして置きます。

 

ベアリングの状態は良好だったので、グリスアップを行って置きます。

 

 

そして各部品を車体に組み付けて行き、リアの足回りは完成です!!

 

 

スイングアーム廻りなどは結構整備を怠っている車両が多いので、

定期的にグリスアップ等のメンテナンスを行うことをお勧めします。

 

きちんと定期的にメンテナンスを行ってあげれば、各部品の寿命も長持ちしてくれるので、

コストカットにもつながりますね!!