修理車のGT380のエンジン腰下御開帳です!! | ZUMAのブログ

修理車のGT380のエンジン腰下御開帳です!!

今日は天気予報通り、少し寒かったですね~~。

晴れていて、天気は良かったんですが、気温が少し低い気がしました。

 

さて、今日は昨日の続きで修理車のGT380の、

エンジンの腰下廻りを分解して行きます!!

 

とりあえずエンジンを車体から下して、

腰下単体の状態にしていきます。

 

 

そしていよいよ腰下分解の準備です。

 

 

クランクケースを分解するには、アッパーとロアーを止めている、

各プレートなども取り外して行くんですが、

此処にもなめたビスが・・・・・

これはなかなかのナメ具合ですね~~。

 

せっかく分解したなら、交換すればいいのに・・・

 

 

そして各ケースボルトを取り外して、クランクケースを分割です!!

 

 

クランクシャフトやミッション関係を取り外して、

まずはケース内部を確認して行きます。

 

 

これはロアー側のケース内の底部ですが、

やはり居ましたね~~~。

 

指に付いているのはブラストのメディアでザラザラしております。

ここまで砂が残っていると言う事は、もはや洗浄すらしていない??

のかもしれません・・・

 

 

ロアケースの全体像ですが、所々砂でザラザラしている感じです。

 

 

これはアッパー側の上面ですが、

こちらもロアーケース内部同様にザラザラしちゃってます。

 

そしてとりあえず、クランクケースの洗浄です!!

 

 

高圧洗浄と、パーツクリーナー&エアブローを繰り返して、

洗油でも洗って、洗浄完了です!!

 

ちなみに、高圧洗浄をしている際に、場所は分からなかったんですが、

ドバっとウエットブラストの砂が出てきました・・・・

ウエットブラストの砂は白いので分かり易いんです。

 

あくまで予想ですが、エンジンマウントのラバー付近から出て来たような感じでした。

 

 

また洗浄後に、再度オイルラインを確認して行きます。

 

これはシリンダー側のオイルラインです。

オイルポンプから送られてきたオイルが、下の穴から入り、

上の穴に繋がっています。

 

 

そしてこちらはクランクケース側のオイル穴です。

スズキ特有のCCISで、1気筒当たり2箇所オイルが供給されています。

 

 

各ねじ山や、ホール部等を念入りに確認して、

ブラストのメディアが残っていないかをチェックして、クランクケースの洗浄は完了です!!

 

間違ってほしくないのが、ウエットブラスト処理が悪い処理ではないんです。

その後の処理が雑過ぎる事が良くない原因です。

きちんとその処理を理解していないと、こう言う事に繋がってしまいます。

もちろんお客さんの立場だと決して分からないことなので、

施工した業者のモラルや技術、知識などが影響してしまったんですね。