明日の17日土曜日はお休みを頂きます!!
今日も朝は寒くて凍えますね~~。
明日は少し天気が崩れてしまうみたいで、尚更冷えるみたいですね・・・
タイトルにも有りますが、明日は私用の為、
お休みを頂きます。
予めご了承ください。
さて、今日は修理車のGT550の修理車の作業です。
このGT550はセル廻りにトラブルを抱えている事が多く、
こちらの車両も多分に漏れず、ワンウェイクラッチが粉々になっておりました。
ワンウェイ廻りはお客様からお預かりしていた部品が有ったので、
そちらを組み付けるんですが、せっかく分解してあるので、
セル廻りを強化して置きます。
まずはこちらのセルモーターから駆動される、アイドラギアの取り付け部です。
この手に持っている部品のシャフト部にアイドラギアが入ります。
これは取り付け部ですが、M6のスクリュ2本で止まっている為、
この部分が割れてしまったりすることが非常に多いです。
なので、先に手を打って止める箇所を3か所に増やします。
黒く塗られている箇所に下穴を開けて、タップを切っていきます。
こちらはアイドラギアの付く部品ですが、これが厄介なんです。
この状態はすでに穴あけ加工がされていますが、
この部品は焼き入れ処理がされているので、
通常穴あけ加工が出来ません。
一般的なドリルでは、全く歯が立たないので、
特殊なマシニングで加工処理を行ってもらいました。
元々の上下に箇所でステーを止めて、クランクケース側に穴あけ加工を行っていきます。
下穴は細目のドリルで穴を開けてから、M6の下穴径のドリルを開けて、
M6のタップを切っていきます。
そしてステーを取り付けて、M6のスクリューをゆるみ止めを塗って、
締め付けて行きます。
実はこの1箇所止め位置を増設するだけで、力が分散されて、
かなり効果大なんです。
ちなみにアイドラギアが付くとこんな感じになります。
セルモーターから駆動されて、アイドラに入り、
そしてクラッチハウジングの裏側に付いているワンウェイギアを駆動しています。
これがクラッチハウジングの裏側にあるワンウェイギアです。
ハウジングを組み付けるとこんな感じになります。
ハウジング自体の重みがかなりあるので、
やはりアイドラギアにかかる負担も大きいんですね~。
そしてクラッチ廻りを組み付けて、カバーも取り付けて行きます。
GT550はGT380と異なって、
点火時期のタイミングはギアに付いているピンで行っています。
GT380の場合は、樹脂のギアなので、割れたりしやすいですが、
GT550はピンなので、その心配は少ないですね。
クラッチカバーは、キックシャフトのオイルシールを交換して組付けです。
とりあえずクラッチカバーは取り付け終わったので、
正常にクランキングをするか確認して、圧縮等も確認です。
エンジンの腰上廻りも作業を行っているので、
後は始動確認等を行っていきたいと思います。