CB400Fのクラッチハウジングダンパー交換です!!
今日はなんだかかなり涼しい陽気でした!!
8月も終わりに近づいて来て、そろそろ秋を感じ始めるような感じですかね??
さて、今日は旧車の中で結構ネックな部分の作業で、
クラッチハウジングのダンパー問題です。
クラッチのハウジングは、クラッチ板などが収められている部品で、
そのハウジングには、駆動に際しての衝撃の吸収用に、
ダンパーやスプリングなどが使用されています。
これはCB400Fのハウジングの裏側ですが、
CB400Fの場合は、スプリングは使用されておらず、
内部にゴム製のダンパーが使用されています。
カワサキのZ系などは、スプリングが使用されていたりしますね。
この部分は本来非分解の物なんですが、
如何せん40年以上前の部品なので、内部のダンパーが劣化しており、
音が出てきてしまっています。
症状としては、アイドリング時などにクラッチを切ると音が消えて、
クラッチを離すと音が出てくる様な症状です。
まずはカシメのピンの頭を飛ばして、
プレートを取り外します。
これが問題のダンパーです。
このダンパーが劣化すると、ガタツキが出てしまい、
異音などにつながってしまいます。
プレートやギアを取り外すとこんな感じになっております。
プレート側のカシメを取ったら、今度は内側のカシメを取り除いて、
カシメピンを抜いていきます。
そしてカシメピンを抜いたら、ピンの入っていた穴に、
ネジタップを立てて行きます。
そしてこちらが交換するダンパーです。
取り外して見ると、割れなどは有りませんでしたが、やはりゴムが瘦せていて、
ガタツキが出ておりました。
新しいダンパーに交換して、ハウジングを組み立てて、
タップを切った部分をねじ止めして行きます。
そして車体に取り付け完了です!!
ちなみにこの車両は、僕が今組んでいる車両で、
ボアアップ&ハイカムエンジンなので、今日はタイプのクラッチを組んであります。
そして今日は午後からこちらのゼファー400χの車検に行っておりました!!
とりあえず車検は無事1発合格で、戻って参りました。
戻って来てから各部を確認して行き、リアのブレーキパットがかなり摩耗していたので、
交換して置きます。
左側は新品のパットです。
油脂類も交換して行き、これはリアのブレーキリザーバータンクです。
そこまで劣化はしていませんが、黄ばんではいますね~。
そしてキャブレターの同調調整も確認してみます。
若干ではありますが、ズレが有ったので調整して置きます。
とりあえず車検も無事終わってくれてひと段落です!!