売約車のCB400Fのエンジン腰下組付け作業です!!
今日は一日暖かかったですね~~!!
上着が全く必要ない位の陽気で、暑い位でした。
今日は午前中に倉庫の整理に行っており、
午後から戻って来てから売約車両のCB400Fの、
エンジンの腰下廻りの組付け作業をしておりました!!
先日紹介したミッション廻りを仕上げたエンジンの車両です。
まずはエンジンの腰下のクランクケースの合体ですが、
その前に、クランクシャフトの確認作業です。
クランクシャフトには2本のチェーンが使用されており、
細い方はカムチェーンで、太い方はプライマリチェーンです。
カムチェーンは、その名の通り、腰上に付いているカムシャフトを回すチェーンで、
プライマリチェーンは、クランクの回転をミッションに伝えるチェーンです。
まずはクランクシャフトのメタルベアリングのクリアランスの確認です。
上下のケースにメタルをセットして、
クランクシャフトを乗せてから、ケプラスチゲージを乗せます。
そして一度クランクケースを組み付けて、ケースボルトを規定トルクで締め付けて、
プラスチゲージを潰して、その潰れた幅でクリアランスを確認します。
クランクシャフトと、ケースのクリアランスは、
小さすぎると焼き付いてしまったり、フリクションになってしまい、
大きすぎると、シャフトのガタツキが出てしまいます。
クリアランスは、マニュアルを参照にして規定値を確認します。
クリアランスを確認したら、コンロッドメタルも同様に確認してから、
ようやくエンジンの腰下の組付けです。
ミッションのシフトなども確認してから、アッパーケース側に各部品を乗せて、
ロアケースを取り付けて行く感じですね。
ケースを組み付けたら、各ボルトを規定トルクで締め付けて、
クランクやミッションのシャフトがスムーズか、
シフトなども問題ないかなどを確認して置きます。
またオイルラインのキャップ部分のOリングも合わせて交換して置きます。
そして、車体にエンジンを乗せて行っちゃいます!!
腰下だけだとエンジンも比較的軽いので、フレームなどに接触しにくいですね。
エンジンを車体に乗せたら、オイルパンなどの付属部品関係も取り付けて行きます。
オイルパンは綺麗に汚れを洗浄して、セパレーターを付けてエンジンに組みます。
こちらはエンジン右側のクラッチカバー内ですが、
シフト関係の部品も取り付けて行っちゃいます。
シフトシャフトや、キックシャフト等のシフト関係の部品を取り付け後です。
エンジンやフレーム関係を塗装してある場合、
必ずアースを落とす為に、エンジンとフレームの接触部分の塗膜を剥がして置きます。
特にCB400F等はバッテリーのアース側がエンジンマウントでアースを落としているので、
きちんと塗膜を剥がして置かないと、電装系のトラブルにもつながってしまいますね。