CB350Fのキャブレター作業です!! | ZUMAのブログ

CB350Fのキャブレター作業です!!

今日は予想通り天気は崩れて、午後からは雨が降り出しました。

昨日に比べるとかなり気温も下がって肌寒い陽気でしたね。

 

さて、今日は昨日紹介していたCB350Fのキャブレターの確認からです。

昨日試乗した感じでは、2次空気を吸っていて、

アイドリング不良は確認できておりました。

とりあえずキャブレターは作業も費用も掛かって来るので、

確認も含めて分解して行きます。

 

 

キャブレターを取り外して分解前の状態ですが、

ガソリン漏れでかなり汚れてしまっていますね。

 

 

フロートチャンバーを取り外して見ると、動いていたということも有り、

そこまで汚れは有りませんでしたが、底の方に少し汚れが付着していました。

 

ただ、フロートチャンバーのガスケットパッキンは見事に??潰れてペッチャンコ状態です。

このガスケットパッキンはOリング状になっていて、

Oリングが潰れてパッキンの機能をしていますが、ここまで潰れて変形していると、

なかなかパッキンとしての機能は期待できませんね。

 

 

フロートチャンバーを4個とも取り外して、ジェットやフロート等の付属部品を取り外して行きます。

 

 

こちらはメインジェットですが、ご覧のように、かなりくたびれてしまっています。

ジェットに付いているOリングもカチカチでペッチャンコ状態ですね・・・

 

 

そしてこちらはフロートバルブの受け側ですが、こちらも同様完全に当時物??です・・・・

メインジェット同様にOリングもペッチャンコに劣化してしまっています。

 

ニードルバルブの受け側なので、このOリングが劣化していると、

フロートバルブでガソリンは止まっても、受け側の淵からガソリンが出てきてしまい、

オーバーフローの原因にもなりきゃぶれたーの¥ときゃぶれたーの¥と

 

キャブレター下部のフロートなどを取り外したら、

上部のスロットルバルブ廻りも分解して行きます。

 

トップキャップを取り外して見ると、1番キャブのガスケットが欠けたままでした・・・

この部分は本来密閉されている箇所で、

ガスケットが欠けている部分からかなり2次空気を吸い込んでいた状態ですね。

 

 

そしてスロットルバルブを取り外して見て驚いたんですが、

ご覧の様な状態でした。

 

スロットルバルブが固着していたのか分かりませんが、マイナスドライバー等でこじった跡が・・・・

一番やっちゃいけないやり方を見事にやってくれちゃってます。

 

とりあえず仕方ないのでこじってしまって有る箇所をバリ取りして慣らして置きます。

 

 

スロットルバルブ廻りも分解して、キャブレターを洗浄するので、

単体の状態に分解して行きます。

 

 

キャブレター単体の状態で、洗浄して行って、

各通路などを確認して行きます。

 

 

ちなみに燃料パイプのジョイント部のOリング関係はすべて交換です。

やはり漏れていただけあって、硬化や劣化しておりました。

 

 

また、このキャブで重要なニードル関係も劣化や汚れ等が見受けられたので、

新品の物に交換ですね。

 

 

そしてこちらはフロートチャンバーのドレンボルトですが、

完全に詰まってしまっていて穴を通すのも結構大変でした。

 

 

そして各消耗品関係を交換して、キャブレターを組み付けて行きます。

 

 

基本的に再使用できたのは、スロージェットのみでした。

 

各部のOリングやパッキン等の消耗部品関係はすべて、交換が必要な状態でした。

簡単に言えば、バイク屋さん??で購入された車両等のことでしたが、

何もされていないような状態ですね。

 

どうして掻い摘んで紹介しているので、紹介しきれない作業も有りますし、

何とも言えないところですが、ほぼ未整備の手付かずの状態のキャブレターでした。