バケヨンのエンジン作業開始です!!
今日は午前中は結構暖かかったんですが、
風が強くて、午後から一気に寒くなってしまっていきました。
ここ最近が暖かかったので、本来の気温になると、
さらに寒さが身に沁みます。
さて、今日はCB350FのCB400F仕様の、
通称「バケヨン」の作業を開始です。
去年の年末位に、修理のご依頼でキャブレター等を作業していたんですが、
色々と不具合が確認されてきて、エンジンの作業を進めていきます。
この車両は、かなりCB400Fに寄せてありますね~!
試乗を行ったところ、エンジンからのオイル漏れがかなり有り、
エンジンの作業を行う運びとなりました。
エンジンのほかにちょっと気になるのが、
こちらのガソリンタンクです。
コーティングされているんですが、きちんと処理されていないようで、
錆がかなり発生してきてしまっています。
コーティングは徹底的に錆を落としてから処理を行わないと、
このように残っていた錆が浮いてきてしまうんです。
とりあえずエンジンからのオイル漏れが酷かったのは、
こちらのシリンダーとヘッドの合い面からのオイル漏れでした。
とりあえずキャブやマフラー等を取り外して、
分解する前に、各シリンダーの圧縮を測っておきます。
圧縮は4気筒9~9.5k程ありました。
そしてスプロケットカバーを取り外してみると、
色々とそのままスプレー塗装されてしまっているようですね・・・・・
ボルトや配線関係、セルモーターもガッツリ塗られてしまっていますね。
スプロケットのふぃき寝具プレートを外してみると、こんな感じでした。
プレートの跡がくっきりですね!!
スプロケットを取り外して、ミッションプラグなどのオイル漏れも確認してみると、
やはり、右側のプラグからオイルが漏れてきております。
この箇所はエンジンの腰下回りでクランクケースの分解しないと、
交換できない箇所の部品です。
付属部品関係を取り外したので、ヘッドカバーから取り外して行きます。
カバーを取り外したら、バルブタイミングなども確認して置きます。
カムシャフトなども取り外して行き、シリンダーも取り外して行きます!!
ちなみに、オイル漏れの原因だった箇所はここですね!!
オイル通路のシールが劣化していてオイル漏れが起きていたようです。
シリンダーを取り外すと、ピストン廻りが見えてきます!!
ピストンは4個とも良さそうな状態ですね~~!
各ピストンを外して確認してみると、やはり気になるような傷も無く、
良さそうな感じです!!
シリンダーはこの気筒の内壁にうっすら錆の跡が見受けられました。
ただ、深くはなさそうなのでホーニングで何とかなりそうな感じです。
きちんと計測してみてからではありますが、比較的シリンダーとピストンの状態は良さそうな感じでした。
とりあえず腰上廻りまでの紹介でしたが、
追々腰下廻りも紹介していきたいと思います!!