今日はCB400Fのエンジン腰下です!!
今日はいい天気で暖かかったですね!!
最近ウチの在庫車についてお問い合わせをいただくことが多いんですが、
基本的にウチの場合は、あまり在庫車は無いんです。
とりあえず、今ある在庫車としては、
CB400F、RZ350、CB750Fくらいになります。
販売車両の場合は、オーダー車両となり、
ご予算や、仕様等をお伺いして、ベース車両を探させていたくような形です。
さて、そして今日は昨日の続きエンジンの腰下回りのクランクケース分解です!!
昨日はCBX550でしたが、今日は同じホンダのCB400Fの作業です。
こちらも販売車両での納車整備になります。
まずは昨日と同様に、クランクケースボルトを取り外していきます。
CB400Fは、プライマリシャフトがギアについているので、
ケースを分解する前に、プライマリシャフトを抜いておきます。
これがプライマリチェーンです。
昨日のCBXはプライマリチェーンがクラッチハウジングについていましたが、
CB400Fの場合は、このプライマリギアにチェーンが掛かり、
シャフトを介して、ギアからクラッチハウジングに動力が伝わっている構造ですね。
そして、クランクケースボルトを取り外して、クランクケースを分解です!!
ロアケースを取り外すと、こんな状態になっております。
真ん中のチェーンがプライマリチェーンです。
こちらはミッションですが、昨日のCBXは斜めにミッションが組み込まれていたのに対して、
CB400Fはこのように並列に組み込まれていますね。
そしてこちらがカムチェーンテンショナーです。
あまり組み込まれた状態を見る機会も少ないかもしれないので、
ちょっと構造をご説明です。
テンショナーを取り外すと、こういった形になっております。
弓のこのような形になっていて、プッシュバーでテンショナーが押されて、
右側の弓のこの先が押されて、ストリッパが張られてカムチェーンを張っています。
これがプッシュバーですが、こんな感じで組み込まれている構造です。
よくCB400Fのロアケース側のテンショナーボルトが広がってしまっていたりする場合がありますが、
このプッシュバーをロックしているボルトのことが多いんです。
と言うわけで、テンショナーも取り外して、クランクシャフトも取り外します。
クランクシャフトを取り外すと、クランクシャフトメタルが出てきます。
クランクシャフトはこのメタルが使用されている5か所で、
クランクケースにとまっています。
このエンジンのメタルは、ご覧のようにかなり状態がよく、
焼けやカジリなどもなく、驚きました!!
よく言われるメタルベアリングは、上のようなクランクメタルと、
コンロッドに使用されているコンロッドメタルがあります。
どちらも、サイズがありそのクランクやコンロッドに合わせたサイズのメタルの選定が必要になります。