オーバーフローの原因追求の巻 | ZUMAのブログ

オーバーフローの原因追求の巻

昨日の月曜日は暖かかったですね~~!

ウチは月曜日定休なので、かなり久しぶりにチョろっと走ってきました!!

 

少し山のほうにいったんですが、あまり厚着をしなくても寒くなかったです.

 

ただ、今日は朝から雨でしたね・・・・

という事で篭りきって、作業です!!

 

今日は先日から作業していた、CB400Fのキャブレター作業です。

 

先日油面調整等を行ったんですが、

イマイチ時折オーバーフローして来ました・・・・・

 

なので、オーバーフローの原因追求です!!

 

 

症状としては、ガソリンを流した際に、しばらくすると、

このようにマニホールド部分から、ガソリンが滲んできてしまいます。

 

 

出てこない箇所は、このように乾いており、ガソリンは出てきません。

 

マニホールド部分にガソリンがにじみ出てきてしまうと、

本来はスロー系ガソリンが吸い上げられるんですが、

余計なガソリンが出てしまっている状況です。

 

 

オーバーフローの原因は、多数ありますが、

まずはこちらのオーバーフローパイプの亀裂も原因の1つになります。

 

オーバーフローパイプは、フロートチャンバー内のガソリンの油面が高すぎたりする場合に、

このパイプの先端からガソリンが流れ出るようになっています。

 

 

ガソリンの排出先は、フロートチャンバー下部に付いているパイプになります。

 

このパイプに亀裂などが有ると、ガソリンはダダ漏れで、

いつまでたってもガソリンは止まりません。

 

今回の症状は、このパイプの割れでは無い症状でした。

 

 

次に、こちらはフロート廻りです。

 

フロートチャンバー内は、フロートがガソリンで押し上げられて、

フロートバルブを押して、バルブでガソリンの流れを止めています。

 

 

良く耳にする、フロートの油面調整は、このフロートバルブが、

フロートに当たった位置での数値を計測して、

フロートの高さを調整することです。

 

 

こちらがフロートですが、その名の通り「浮き」です。

 

このフロートが、ガソリンが満たされてくると、浮きて来て、

バルブを押している構造です。

 

 

そしてこちらがフロートバルブです。

フロートでこのバルブが押されて、ガソリンをとめている重要な部品です。

 

今回のこのキャブの症状は、このフロートバルブが怪しい感じでした。

 

 

CB400Fの場合、フロートバルブの受け側も取り外すことが出来ます。

 

こちらがその受け側ですが、Oリングが使用されています。

 

このOリングが磨耗していても、オーバーフローの原因にもなりますね。

 

ちなみに、このキャブの内部部品は、

リプロですが、キャブレターキットを使用しており、上記の部品は全て新品に交換されています。

 

 

そして今回の症状の原因は予想通り、フロートバルブが原因でした。

 

こちらは交換した社外品のキットのバルブですが、

バルブになっている部分がゴムにシールになっている物でした。

 

純正品はゴムで無いんですが、新古品の純正バルブに交換したら、

オーバーフローはピタッと止まってくれました。

 

一見ゴム製のバルブの方が、きちんとガソリンが止まってくれる気がするんですが、

このバルブに関してはNGでした・・・・

 

 

とりあえず、キャブの原因が判明したので、

車体に組み付けて、早速同調等の調整をして置きます。

 

 

エンジンといい、キャブといい、このCB400Fは結構手間取ってしまいました・・・・

 

 

ちなみに、バイクには関係ないんですが、

もし何方か、スナップオンの工具箱のロールキャブ探している人がいたら、

これ、どうですか??

 

 

僕が使用している物なんですが、

最近工具が増えてきて、この箱では入りきらなくなって来てしまったので、

新しいものを購入した為、この箱が空いてしまうので、

入用の方がいらっしゃったら、御連絡をお待ちしております。

 

もちろん使用しているものなので、小傷や汚れ等は有りますが、

使用に関しての不具合は有りません。

 

特にご要望が無ければ、めんどくさい??ですが、

ネットオークションにでも出そうと考えております。