カワサキのC2SSって・・・・・・・知ってます?? | ZUMAのブログ

カワサキのC2SSって・・・・・・・知ってます??



今日は朝から一日中雨でしたね・・・・・・・

なんでも明日に掛けて関東は大雨とか・・・・・・


せっかくのGWですが今年は、飛び石連休なんですね。


さて、今日は買約車輌のC2SSの作業ですが、

このC2SSは、「知る人ぞ知る」的な車両ですよね??

カワサキのロータリーバルブ単気筒エンジンなんですが、

60年台の車両です。

これがまた、良く走るんです!!


この年代のカワサキのロータリーバルブエンジンは本当に面白いんですよ~~!!



兄弟車としてC2TRと言うトレール仕様車があり、こちらは

アップフェンダーになっております。



さらには、リアのスプロケットが2枚付いてていらっしゃいます!!


山道を走る際には、大きい方のスプロケットで、

一般道を走る場合は、小さいスプロケットで、と言うことですね。



やはり玉数はC2TRの方が圧倒的に少ないですね。

まあC2SSも十分希少車で数少ないしゃりょうですけど・・・・

さて、そして作業の方ですが、まずはフロント廻りから!!


ホイール、フロントフォーク等を取り外して、まずはステムのチェーック!!



上下共に、グリスが切れる寸前状態でした。


ただ、洗浄して確認してみたところ、レースも綺麗な状態でした。

また、スチールボールも良好でしたので、グリスを塗って組み付けます。



ステムが終わったら、お次はフロントフォークです。

このフォークも先日作業していた同じカワサキのA1サムライと同じような構造のフォークですね。



フォークのオイルシールも新品に交換します。

インナーチューブも曲がりまもなく良い状態でしたので、

フォークオイルを規定量入れて、エア抜きを行って組み付けます。



ステムやフォークを組みつけていくんですが、フレームネック部分にしっかりと

プレートが残っておりました。



この年代のカワサキ車によく見られた、「タイコウインカー」です!!

これまたオリジナルのままのウインカーです。



そしてフロントホイールのベアリングを確認して、グリスアップを行って

ホイールを組み付けます。


しか~~し!!!

さすがは年代物??ブレーキシューのライニングが・・・・・・剥がれてしまいました!



新品に交換するので、とりあえずはブレーキシュー無しの状態で

仮組みです。

どうやら昭和42年の製造のようですね。

まあ剥がれても当然と言えば当然ですね。



このように、いくらオリジナルで程度が良い車両と言っても

「必ず」消耗部品は交換前提に考えておかなければ、超危険です。


「とりあえず乗れるから」とか「値段が高いから」とごまかしてしまっていると、

本当に危険です。