読了リスト 2024その5 | 風の吹くまま

風の吹くまま

怪談を語り、ウクレレ漫談で世相を切り、落語を演じる・・・実は「聴き屋」です。

【2024年21冊目】

きたやまおさむ「コブのない駱駝」(再)

文庫化されて鴻上さんとの対談が加わったため再読。

目を患っていたことなど、いままで語られなかった話も。

北山修がきたやまおさむを精神分析する。

 

【2024年22冊目】

宇江佐真里「ひょうたん」

大好きな「夜鳴きめし屋」の前日譚。長五郎のおとっつあん、おっかさんのお話。

いつもながら宇江佐さんの人情話にホロリ。いつもながら料理の描写が素晴らしい。

 

【2024年23冊目】

みうらじゅん「マイ仏教」

じゅんさんが真面目に語る仏教の教えは、本職のお坊さんの言葉よりも「グッとくる」。

心に念仏を。どんな苦境にたっても、「そこがいいんじゃない!」。

 

【2024年24冊目】

東野圭吾「眠りの森」

加賀恭一郎シリーズ第2作。まだまだ加賀も若い。

ツッコミどころもあり、途中で真犯人がわかってしまった。もうひとひねり欲しかった。

東野圭吾の筆もまだ若い。

 

【2024年25冊目】

宇江佐真理「なでしこ御用帖」

いつもながら宇江佐さんが描く江戸の四季の描写が素晴らしい。

そして、お紺はおきゃんでかわいい。ラストシーン、半鐘にじーん。

宇江佐さんにはハズレが無いなあ。