読了リスト 2023その10 | 風の吹くまま

風の吹くまま

怪談を語り、ウクレレ漫談で世相を切り、落語を演じる・・・実は「聴き屋」です。

【2023年46冊目】

京極夏彦「邪魅の雫」(再)

新作が出るというので、17年振りに再読。完全に内容忘れてました。

終盤に京極堂が登場すると、言葉だけで一気に場を攫ってしまう。

こんがらがった糸が見事にほぐれてゆく。これがシリーズの醍醐味。

木場修の出番が一瞬だった。

 

 

【2023年47冊目】

鴻上尚史「クール・ジャパン!?」

アイスコーヒーが日本生まれって知ってましたか?知らないニッポンがいっぱい。

「日本人は時間を守るって言うけど嘘だよ。だって、終業時間を誰も守ってないもの。」

なるほど。

 

【2023年48冊目】

京極夏彦「鵼の碑」

17年待っていた!

「拝み屋が 皆を集めて 『さて』と言い」。

「あいこ」が延々と続くじゃんけんの結末を今回もしっかり京極堂が攫う。

初登場の緑川さんが実に魅力的。これは次作への布石か?

 

【2023年49冊目】

永六輔「昭和 僕の芸能私史」

昭和を駆け抜けた「粋人」の歴史的証言。ラジオからテレビ、そしてまたラジオへ。

令和の時代にももっと苦言を呈して欲しかった。永さんにはいろいろなことを教わりました。

食事会の約束もしていたのですが・・・。

 

【2023年50冊目】

京極夏彦「姑獲鳥の夏」(再)

もう何度目だろう?最新作「鵼の碑」を読了したので、

もう一度最初に立ち返って。やっぱり最初の頃は関口くんも

よくしゃべってる(笑)。榎さんもかなりまともだ。