幡野さんの言葉 | 風の吹くまま

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怪談を語り、ウクレレ漫談で世相を切り、落語を演じる・・・実は「聴き屋」です。

写真家・幡野広志さんの連載「ラブレター」が最終回を迎えました。

ずっと楽しみに読んでいたので残念ですが、こればかりは仕方ありません。

読みながら、幡野さんとの思い出が頭の中をぐるぐるして、涙が出てきました。

 

この中でまた、幡野さんにいい言葉をいただきました。

先日、幡野さんが出演されたEテレの「ワルイコあつまれ」でも話されていた言葉です。

 

 (がんになった人に)

 じゃあなんて声をかけたらいいんだ?って疑問もわいてくる。

 そもそもなにか言葉をかける必要はなく、相手の言葉を聞くだけでいいのだ。

 コントロール抜群のボールを投げる自信があるならいいけど、

 言葉のピッチャーではなくキャッチャーになって、

 そっとボールを投げ返すぐらいの方が安全だ。

 

 (幡野広志「ラブレター」第57回より)

 https://ninaru-baby.net/153244

 

 

病気だけでなく、何か辛い状況になった人へは、余計なアドバイスなどはせずに

ただ、ただ相手の話を聴いてあげればいい。

ピッチャーではなく、キャッチャーになってあげてください。

 

この言葉、私のやっている「聴き屋」「お話、聴きます」にとって、

一番大事なことです。

本当に、ただ、ただ聴く。これが意外に難しいのです。

話す人は、「ただ聴いてほしい」という思いがあるのです。

 

そんな思いを受けとめて、今年もたくさんの方のお話を聴かせていただきました。

つたない「聴き屋」ですが、来年もまたよろしくお願いいたします。

 

 

なお、幡野さんの「ラブレター」、本になりました。

写真も文章も素晴らしいです。贈り物にもとてもいいです。

ぜひ、ご覧ください。

 

■「お話、聴きます」

【料金】無料

・悩みごとだけじゃなく、うれしい話、自慢話、愚痴、文句、何でもOK。

・基本的に土、日、祝日の昼間(平日、夜は応相談)となります。

・1回1時間程度(5分、10分でも、2時間でも構いません!)。

・事前予約制でZOOM、FBメッセンジャービデオ通話、Skype(顔出し無しでもOK)で行います。

 ※ZOOMのダウンロードをお願いします。

・よりよいものにしていくために、話された方、是非感想をお寄せください。

・ご本人から了承を得られた感想は、ブログで紹介することがあります。

 

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