ひきこもりラジオ その2 | 風の吹くまま

風の吹くまま

怪談を語り、ウクレレ漫談で世相を切り、落語を演じる・・・実は「聴き屋」です。

「『普通』って、怖ろしい言葉ですね」。

 

先日も書きましたNHKラジオ第一の「みんなでひきこもりラジオ」、

前回の放送で印象深かった言葉です。

 

https://www.nhk.jp/p/hikikomoradio/rs/771KKY63PL/

 

 

「学校に行くのが普通」

「働くのが普通」

「結婚して子供を育てるのが普通」

「普通」「普通」「普通」・・・

 

「普通」って、何なんでしょうね。

一体、誰が決めることなんでしょう。

これも、今年流行りました「同調圧力」ですね。

 

ホントは「普通」なんてものはどこにもないのに、

勝手に世間だったり、いや、自分でも決めてしまっているのです。

 

これは、欧米ではあまりなく、日本に強く存在する意識です。

私たちは、物心ついた時からずっと、「普通にしなさい」と洗脳されて

生きてきてますからね。根強いです。

 

「普通に生きる」って、どう生きることなんでしょう。

 

番組の最後に、もう一つ印象に残った言葉がありました。

 

「『普通』は人の数だけある」。

 

うん、そうですよね。その通りだと思いました。

普通なんてどこにもないけど、逆に言えばみんなが普通なのです。

みんながそう思えれば、楽になる人がたくさんいると思います。

 

月に一度のこの番組、最後はいつもこの言葉で〆られます。

「来月も、生きて会いましょうね」。

 

こんなラジオ番組、今までにあったでしょうか。

この番組でどれだけ救われている人がいるか、すごく貴重な番組だと思います。

 

次回の放送は、来年1月6日です。是非聴いてみてください。