ゲゲゲ忌 | 風の吹くまま

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怪談を語り、ウクレレ漫談で世相を切り、落語を演じる・・・実は「聴き屋」です。

11月30日は水木しげる大先生

(おおせんせい=世の「妖怪馬鹿」たちは、先生のことをこう呼ぶ)の命日、

「ゲゲゲ忌」です。

 

そして今年は、先生の生誕100周年

ということで、先生が住んでおられた調布市は水木しげるで盛り上がっています。

 

ということで、私も妖怪馬鹿の一人として、

名誉市民・水木しげる氏生誕100周年記念イベントに参加してまいりました。

 

とその前に、ちょっと久しぶりに先生が愛した調布の街を散策。

天神ロードでは、おなじみのキャラクターたちが迎えてくれます。

 

 

その布田天神宮にお参り。境内では見事なサンドアートが制作中でした。

あと少しで完成というところ。

 

 

おみくじも鬼太郎おみくじ。中吉でねずみ男でした。

 

 

その後、「たづくり」での先生の展示も見て、

調布市グリーンホール大ホールでイベントでした。

 

 

坂本頼光さんの活弁と京極夏彦先生の講演

大好きなお二人が見られて、豪華な会でした。

 

 

頼光さんは「幸福の甘き香り」と「水木しげる人生絵巻」の2本。

実は「サザザさん」以外で頼光さんを見る(聴く)のは初めてでした。

さすがに大先生への愛とリスペクト溢れる見事な活弁でありました。

 

活弁って、ホントに憧れるのです。

世が世であれば、私も活弁士になっていたかもしれません。

頼光さん、カッコいいっす。

 

そして、京極先生。

私も尊敬してやまない京極先生ですが、生で見るのは初めてで。

それだけで感激でした。

 

「元祖お化け大学があった街 水木サンと調布」というタイトルでしたが、

1時間ほぼひたすら「ブリガドーン」の解説で(笑)。

そもそも「ブリガドーン」とは何か?と。完全なるマニアックなお話。

妖怪馬鹿にとってはたまらない、京極先生らしい講演でした。

 

いやー、お二人とも本当に大先生が好きなんだなーというのがよくわかるイベントでした。

素晴しかったです。

大先生があちらの世界に行かれてからもう7年が経ちますが、

大先生がいなくなっても、この街で妖怪たちはしっかりと生き続けています。

 

 

今日は、この言葉で〆ましょう。

「きみの後ろに黒い影!」