ドラマで市原隼人の演技と給食のおいしそげな映像にハマった「おいしい給食」が映画化され、すでにDVDレンタルできるということで、早速借りてきた。
感想はすごくよかった。市原さんのイメージは私の中ではルーキーズで止まってしまっていたのだが、こんなに素晴らしい役者さんであることを改めて痛感した。市原さん演じる甘利田先生は給食好きという言葉では収まらない給食マニアで、性格としても決めた道を突き進む、悪く言えば融通が利かないタイプの人だ。
「忘却のサチコ」という私の好きな作品にも同じような性格の主人公が出てくる。
そういう人は決まって体の動きが固い。カクッカクとした動きをして、失敗するときははっきりと失敗する。自分の屈折したくない考えが動きに出ているのかもしれない。
そういう人を見るのが私はすきなのかもしれない。
甘利田先生が校歌を歌うときに腕を机にぶつけるときなんか最高潮に固くなってて大好きだ。
このドラマは費用の問題からか、あえて素人を出しているのか、出演者にたどたどしい演技をする人がいるのだが、私はそれも結構好きだったりする。市原さんの熱演との温度差が、あえてこの作品の只者じゃない雰囲気を感じさせてくれる。
すごくよかったのだが、ドラマなどが映画化されるとき特有の、別れや感動を入れていたのは、わたしはちょっとハマらなかった。
なんだか面白さを超えて切なさになってしまった。感動ものならいいが、「おいしい給食」はちょうどいい感じのコメディで、それこそが唯一無二の作風だった。
もうちょっと面白さの余韻が欲しかったので、そこはちょっと残念だった。
だが、またドラマ化で帰ってきてくれたらうれしいな、とも思う。
今度は全国区でやってほしい・・・