水を運ぶ人。 | ★One Chance★

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死にぞこないの、人生ボロボロだった男が前向きに生きている。
思ったことを書き連ねていこうと思う。良いことも悪いことも。

年明けから新しい業務に進んで、社内外で関わる人が多くなり、仕事で忙殺される日々を送っている。
慣れるまでこんな状態が続きそうで・・・・、今日はとても大きな商談があって、僕のデビュー戦となった。
得意先のキーマンが自分が勤めるオフィスに来てくれて、中期の取組み提案をする。
一緒に仕事をする後輩が話者となって話すので、この1週間は彼が商談で躓かないよう、配慮してきた。
着任する前から、取引先との関係性が厳しい状況になっていることは色んな人から聴いていたし、
他社へ転職した尊敬する上司も同じ取引先を担当されているので、引き出せる情報を貰っていた。
提案資料が前日の深夜でも完成していない状態だったので、準備8割・・・の考えでいくと負け試合・・・。
木曜日は、久しぶりに終電にも乗れず、行けるところまで行ってタクシーを使って帰った。
 
予め予想していた通り、かなり厳しい結果だなと思うものの、今の取引関係を考えると、悪くはないかな。
 
昨夜は、商談の振り返り打合せ後に部のメンバーで打ち上げに行って、お酒を飲みすぎてしまった。
年齢の影響なのか、ほぼ徹夜に近い状態でお酒を飲んでしまったからか、どちらかは分からないけど、
今朝は頭痛が酷くて、お酒が残っている感覚も強く感じたことから、恒例のフットサルの練習を欠席した。
7時に目が覚めて、お風呂に浸かって準備をするつもりだったのに、吐き気が収まらなくて辛かったね。
午前中は、ずっと寝ていたけど、夕方になっても食欲もわかず、身体も重くて、散歩さえ行けなかった。
そんな状態だったけど、本音を言うと、今週も無事に終わってホッとした。
昨日の朝、新しい部署の最上位にいる上長と「1 on 1」をする機会があった。
プライベートなお話をするのが主だったけど、新しい部署に来て自分が考える役割についても話をした。
まだ2週間しか経過していないものの、徐々に僕がやらないといけない仕事が見えてきたから。
 
元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシムさんはこんな言葉を残している。
『サッカーというのは、バランスを保つために、水を運ぶ役割をする選手が必要になってくる』とね。
この【水を運ぶ人】というのは、具体的には守備を重点的にする選手のことで、比較的目立ちやすい
攻撃する選手ではなく、相手のボールを奪い返して攻撃する選手にパスを送る選手のことを指している。
この言葉はサッカー、スポーツだけでなく、ビジネスにおいても通用するものだと思っている。
 

事業やチームで成す仕事がうまくいく時は、必ずこの水を運ぶ人の存在があると思う。

僕は新しい部でその役割を積極的に担おうと思っている。

後輩のエースたちが主役となって表舞台に立てるように、献身的にサポートする人が近くに存在してる。

今までの経験を踏まえて、僕がその役割をやれば、今の部は仕事で結果を出せるようになると思う。

水を運ぶことは決して楽な仕事ではない。

実際に水を運んだことがある人ならわかると思うけど、一回運ぶだけで充分な業務では決してない。

仕事を成功させるまで押し上げる時は、かなりの時間と労力を必要とするし、手抜きをしていては

成功レベルまで到達することはない。

得意先が買収によって新しい大きな組織になったため、社内の2つの部署が統合して1つになった。

社内最大部署が誕生しメンバーが多くなり、それぞれの役割がはっきりと決まっていない状態で、

各方面から来る色んな仕事を、みんなで協力しながら進めていかなければならない。

誰がどんな役割をするのか?、横断で担当する人は誰か?、エリアとの連携はどうなっているのか?・・・

突き詰めて考えると、ガンガン前に進める人とそれをサポートする人のそれぞれの役割が決まってくる。

本来ならばね。

ところが、色んな事情があって、今の部は誰が水を運ぶ人になるのかがハッキリしていなかった。

恐らくだけど・・・全体を見て仕事をしたことがある人が1人もいないから・・・がその理由だと思う。

 

そして、僕は去年までの2年半、得意先の規模は違うものの、全体を見て仕事をしてきた経験がある。

更に最年長ではないものの、営業経験は一番長い。

 

組織編成がうまく進むとバランスの良い状態になりチームは積極的に活動することができる。

しかし、全員がガンガン行こうぜ!状態になってしまう、または全員が石橋叩いて渡ろうぜ!になると

バランスは崩れてしまって、成長速度は鈍化するし、かなりのリスクを背負うことになってしまう。

外から見ると、水を運ぶ人の存在は目立ちにくいし、表に立って、プレゼンしている代表者やリーダーに

注目が集まりやすいけど、リーダーたちやエースたちが表舞台に立ち続けていられる環境を作るには、

水を運ぶ人の仕事を誰かがやらないといけない。

同時に、ガンガン行こうぜ!と進むために、進めるだけの環境や土台を作る人がいなければならない。

 

生粋のFWで得点の取り方を常に考えてきたけど、去年から予想していた通り、僕の役割は別にあるね。

チームを勝たせるために、自分が最前線に出てアピールをするのではなく、全員を支えていく。

守備をするだけではなく、ボールを引き出して、攻撃をするエースたちに渡して、また動き直して、

違う場所でボールを受けて、エースたちが仕事が出来るスペースと時間を創る、生み出していく。

時には囮になることも必要かな。

とにかく、今の自分が求められる役割を全うして、1年後には勝てるチームになっていたいなと思うね。

 
 
今週は、とてもビックリすることがあった。
12日に好きな人が東京のオフィスに出社してきてて、年末の食事会以来、顔を合わせることになった。
いつも仕事をする場所の近くの部屋にいたので、朝のうちに「今日はこのオフィスで仕事なんだ・・・」と
気づいたけど、年明け以降連絡もなかったし、年末の食事、元旦のラインで僕の想いの全てをぶつけて、
それからずっと「音沙汰なし」だったので、優し過ぎて直接言えない彼女なりの答えだろうなと思っていて
僕はなんだかとても気まずくて、声をかけるのを躊躇っていた(>_<)
そしたら、午後、部のメンバーが席から離れた時に彼女の方から声をかけて来てくれて、僕は驚いたね。
仕事の相談みたいな話が少し出来て、去年みたいに普通に接したけど、彼女はいつも通りだった。
 
年末に僕の「想いは届いているよ・・・」と言ってくれたものの、今、お付き合いしている人から止められて
僕への連絡が出来ない、控えるというのは、やっぱり本当だったんだなと思った。

その日の夜、残業中に会社携帯のラインに「さっきされた相談、大丈夫だった?」と連絡が来ていて、
心配してくれたんだなぁ・・・と嬉しくなったけど、僕は敢えて「名字+敬語」を使った機械的な返信をした。
厚木に住んでる親友や僕の相談に乗ってくれる友人たちに、年末のこと、元旦のことを話したら、
「まだ諦めなくても大丈夫・・・もう少し頑張ってみたら」と励ましてもらえたものの、少し距離を離すことを
アドバイスされて、僕なりに色々考えた結果、友人たちの意見に従うことにしたから。
正直、僕はもうどうしたら良いか?自分では分からなくなっていて、友人たちのアドバイスを受け入れた。
翌朝、通勤中の電車で、また会社携帯のラインが来たので、とても嬉しかったんだけど、
友人たちのアドバイスの通り、朝のうちに「名字+敬語」の同じような返信をした。
 
元旦まで、下の名前で呼んで、敬語や丁寧語なんか使っていなかったのに、急によそよそしくなった。
たぶんそんな風に思われたんじゃないかと思う。
いや・・・もしかしたらそんな風にさえ思ってもらえず、全く相手にされていないのかもしれない。
 
友人たちの話だと「それで良い・・・。きっと向こうから連絡をしてきてくれると思うよ」と言ってくれるけど、
僕は内心ヒヤヒヤしている。
そういう駆け引き(?)を僕は知らないし、正直、何だか僕らしくないなぁ・・・と感じるから。
それでも、今の崖っぷちに追い込まれた状況で、僕はどうやって打開するのか?追い風を見つけるか?
自分では答えを出すことが出来ない状態なのも、認めざるを得ない事実。
信頼している友人たちのアドバイスを全面的に信じて行動するしかない。
個人ラインに連絡が来るまでは、このスタンスを貫くつもりでいる。
もう二度と来ない可能性も高いと思っているので、正直、気持ちを持ち続けるのは苦しいけど、信じる。
また会社携帯のラインに連絡が来たら、これからも今回と同じように敢えて「名字+敬語、丁寧語」の
機械的な返事をしようと思っている。今回の返信対応で、こっちはもう来ないだろうなと覚悟をしてるし。
とにかく、会社携帯、個人携帯ともに、5月の好きな人の誕生日までは僕から連絡をするつもりはない。

2月が僕の誕生日で、去年は思いがけず好きな人から「バースデーおめでとう」ラインをもらっていて、
今年も好きな人からラインが来るか?!が勝負の分かれ目かと考えている。
あと1ヶ月になったけど・・・彼女が連絡をくれることを信じて僕は最後まで待ちたいと思っている。
ただね、考えたくはないけど、2月のにもし連絡が来なかったとしても、好きな人の5月の誕生日だけは、
僕から「HAPPY BIRTHDAY」ラインをするつもりでいる。恐らく・・・最後のラインになると覚悟をして。
友人たちから、その時は『最近どう?元気ー?』の連絡を入れてみて良いと言われているしね。
そこでの反応次第で、悔しくて堪らないけど、僕は完全に身を引いて好きな人を諦めようと考えている。
さすがにこれ以上の執着はダメだと思うから。
それに、2月に連絡が来なければ、5月に僕から連絡しても、恐らくは返信が返ってこないと思っている。
 
 
年明けから東京のオフィスに通勤していて、風の便りで聴いたけど、
好きな人と好きな人の上長が付き合ってるらしい・・という噂話が社内、事業部内で広がっているようだ。
好きな人と昔一緒に働いたことがある僕の同期からも「どうなの?知ってるの?」と聞かれてしまい、
僕は咄嗟にはぐらかしたものの、あれだけの人数がいるから、広がっていくのは時間の問題だと思う。
好きな人は隠したくて仕方がないようなので、噂が広がったらかなり動揺するだろうな・・・と思う。
まぁ・・恐らく事実なんでどうしようもないよね(>_<)
僕が出来るならば、助けてあげたい気持ちはあるけど、今の僕には何も出来ない。とてももどかしいね。
年末に全てを出し尽くしたし、僕と付き合う・・・という方法以外に救える方法を知らないから。
もしかしたら、噂が良い意味で“きっかけ”になって、お付き合い相手がようやく覚悟を決めて、
そこから一気に結婚までいくんじゃないかなぁ・・・とも思うしね。
 
素っ気ない・・・、よそよそしい返信をするのは気持ちがとても辛いけど、今はじっくり耐える時だと思う。
何度も書いてきたけど、僕の望みは、彼女が彼女の望む未来を叶えて幸せになってくれることだから。
今はもう、好きな人が東京のオフィスに来ない限り、顔を合わすことも出来ない状態で近くにいられない。
それでも、遠くからでも祈ることは出来るから。
個人携帯のラインに連絡が来るまで、僕はじっと我慢をし続け、遠くから彼女の幸せを祈り続けたい。
 
厚木の親友や友人たちは、口に出してはっきりとは言わないけど、恐らくは僕に諦めさせる“きっかけ”を
作ろうとしているのも、薄々伝わってきた。
運が良くて、好きな人から連絡が来ればまだ見込みはあると言えるし、予想通り、もう連絡が来なくても
その時は僕の気持ちが少しでも楽にいられるように、配慮をしてくれたんだろうな・・・って気づいた。
両方の意味があることを僕は分かっている。
 
~ あなたが僕を愛しているか 愛してないか なんてことは もうどっちでもいいんだ ~
~ どんなに願い望もうが この世界には変えられぬものが たくさんあるだろう ~
~ そう そして僕があなたを 愛してるという事実だけは 誰にも変えられぬ真実だから ~