デジタルトランスフォーメーション。 | ★One Chance★

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死にぞこないの、人生ボロボロだった男が前向きに生きている。
思ったことを書き連ねていこうと思う。良いことも悪いことも。

2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱した概念。

その内容をビジネスに置き換えるなら、

「デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革する」といったところか。

会社でも、DX事業部なるものが立ち上がり、本格的に動き始めたように思う。

少々遅いぐらいだが、日常会話の中でDXに関連するワードがそこここに聴かれるようになった。

ボヤボヤしていると、取り残されて会話についていけず、仕事にならなくなっていくのかなぁ。

 

2004年は大学2年、20歳になった年。ちょうど社会情報、情報工学について学んでいたので、

近い将来にこんな時代が来ることを色んな教授から教えられたが、個人的には半信半疑だった。

世間はライブドアの堀江さんをはじめとする「ヒルズ族」が脚光を浴びていて、

「IT企業」なんて言葉が流行語大賞を取るぐらい、毎日のように新聞やテレビを賑わせていた。

あの頃はまだ「マスメディア」が主流で、マスコミュニケーションをメインに学ぶ人が多かった。

15年後、マスメディアが陰りを見せ始め、デジタルコミュニケーションが主流になることは、

当時の自分には全く予測が出来なかった。

 

正直に言うと、今さら勉強なんて、出来ることならばやりたくはない。学生時代も嫌々だったし。

ただでさえ、しんどいながら英語を必死でやっているのに、ここに学ぶことをプラスするなんて。

いくら年齢を重ねても学び続けないとダメということなんだろう。。

子供の頃に「偏差値の高い大学に入って、就職で大企業に入れれば人生が楽になる」と言われ、

なんだかんだ勉強をさせられたけれど、あれは嘘だったね。笑

世の中、楽な仕事なんて1個もないよ。みんな何かしら我慢しながら必死になって働いているんだ。

改めて、生きにくい世の中だな。笑

「どうせやらなきゃいけないのなら、少しでも楽しんでやる!」のがモットーな自分。

15年ぶりに母校へ行き、DXに関する知識を深めるにはどうしたら良いか?の相談をしに行った。

色んなアドバイスをもらい、同時に僕自身が今、デジタルに対して感じている不安をぶつけてみた。

 

「鉄腕アトムとドラえもん」の差とでも言うべきかな。

 

鉄腕アトムは科学の申し子で、どうやって作られたのか?

どこに十万馬力のエンジンが隠されているか?までマンガの中でほぼ全て説明されている。

どういう仕組みで素晴らしい道具になるかまで説明されている。

一方で、ドラえもんは、四次元ポケットから何でも出てくるし「どこでもドア」も登場する。

近代科学はもともと仕組みを解明することで発展したと大学で学んだし、社会を豊かにしてきたけど、

いつからか、一般人にはその仕組みが分からないくらい難しい世界になってしまった。

言い方を変えれば、世の中に中身の分からないものがたくさん出てきたために、

実際は近代科学で出来ているのに、人々は理解することを放棄したと言い換えられるかもしれない。

便利でさえあれば良いや・・・という世の中になってしまったように思う。

 

良い面ばかりを見れば、どんどん幸せな世の中になってきたと思う。

ただ、個人的に思うが、ドラえもんにも必ず悪いヤツが出てきて便利な仕組みを悪用する場面がある。

ドラえもんであれば、四次元ポケットから出てくる武器なりを使って対抗できるかもしれないけれど、

現実世界で同じことが起こった時に、僕も含めて世の中の人はどうやって対抗すべきなのか?・・・・

正直、誰も分かっていないと思う。

やる前から悪い方に考え、マイナス思考になるのは良くないことだというのは、自分でも理解している。

ただ、大学でその辺りの研究を自分なりにやってきた僕にとっては、見過ごせない問題に感じるんだ。

ドラえもんの納得方法は100人いれば100通りの解釈が出来るから、

最大公約数的なコミュニケーションだと思う。まとめられないところにある魅力と言うべきかな。

今のデジタルトランスフォーメーションの魅力も、

まとめられないところにあるから、どうしても同じように感じるね。

悪いとは言わないが、

ドラえもんのように色んな解釈が出来ても、じゃ「その根っこは何なの?」という質問に際し、

はっきりと「こうだよ」と答えられる人間は誰もいないと思うから。

 

否応なしにDXの世界に入らざるを得ないみたいだから、腹を括って、真剣に取組もうと覚悟を決めた。

睡眠時間を削ってでも、学生時代にやったことを思い出しながらマイペースで勉強をしていく。

もう一度あの世界に足を突っ込むとは思わなかったけれど、

14年間、社会に出て見て学んできた経験から今度は自分がどう感じるのか?

久しぶりに自分自身の今後に楽しみを感じている。

肩ひじ張らずにマイペースで出来るのが、当時と全く違う状況だしね。のんびりやっていこうと思う!!

 

話は全然変わってしまうが、今日、渡せなかった結婚指輪を処分した。

2年前の今日、正式に婚約解消をして、僕はまた独身の独りぼっちに戻ったから、

どうしても今日やりたかった。

次は全く決まっていない(笑)けれど、この先をどう生きるにしろ、未来だけを見据えて生きていく。

変えられないものに拘っても仕方がないから、

今から自分次第で変えられるものに全力を注いでいくつもり。

2年後、今度はどんな人生を歩んでいるのかな。ちょっと楽しみに思えるね。