六条一馬の秘密基地!

六条一馬の秘密基地!

なりきり系SNSを本拠地とする架空人物・六条一馬の秘密基地的なブログ。
なりきりというジャンルにご理解無い方は、見ないふりしていただけると
お互い平和に過ごせる筈です(笑)

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【本日の本】
○ 歌野 晶午 著 『そして名探偵は生まれた』

『密室』をテーマにした4本の中短編集。
短編集とかは、電車に乗ってる時間とかで綺麗に読み切れるし、
話の途中で栞を挟むことになっても、
そこまでの話を覚えておきやすいから好きだなぁ。

 【そして名探偵は生まれた】
 ある難事件を解決した名探偵・影浦逸水は、
 事件解決のお礼にと、伊豆の山荘に招待される。
 そこで発生した殺人事件。
 三月の伊豆には珍しく雪の降る夜。
 外に足跡は無く、現場は密室。
 そして、事件は思わぬ展開に。


雪の山荘…密室事件の王道ですよね。
有栖川有栖先生の『46番目の密室』も確か雪の山荘だった気がする。
あっちも読み直したくなってきた。火村先生素敵。
つかやっぱり名探偵ってのは、雪の山荘に行っちゃいけないんですね。
おちおち温泉旅行にも行けやしない(苦笑)

 【生存者、一名】
 七月十三日某駅で発生した爆弾テロ事件。
 その実行犯である新興宗教団体の信者四人と教団幹部二人は
 『屍島』という南の孤島で、国外逃亡の準備が整う時を
 息をひそめて待っていた。
 ある日、うちの一人が姿を消し、また一人が殺された。
 犯人は誰なのか。何が目的なのか。
 そして、生存者とは誰なのか。


語り手視点の、孤島で起こった出来事と、
新聞記事のように書かれた後日談とが交互に描かれて、
始めて全体が見える。
最後は『エエエェェ(´Д`;)ェェエエエ』ってなって面白かった。

 【館という名の楽園で】
 N大学探偵小説研究会OBの一人が、
 長年の夢であった『館』を建てた。
 そのお披露目に招待された他のメンバーは、
 『館』の主人が催す推理劇に参加することになる。
 起こる惨劇と『館』にまつわる伝説。
 その"からくり"を暴け!

読者は最初にOBメンバーとともに『館』を案内され、
これから起こる事件の推理に必要な情報を開示される。
そういうミステリーツアーってあるよね。
一回行ってみたいんだよなー。
リアル脱出ゲームとか、あーゆーやつ。

 【夏の雪、冬のサンバ】
 点でバラバラな国籍を持つ者達が住み着く安アパート。
 その一室でユダヤ人のダビデは、インドネシア人のバロンに
 けたたましい声で起こされる。
 「ドラゴンが殺された!」
 その時間アパート内に居た住人達の証言と、
 外に残る雪の足跡から、
 アパートは密室状態となっていたことが分かった。

 果たして犯人は誰なのか?
 
全部タネが分かってから読み直すと、
「あぁ~(笑)」ってなる部分が多くて面白かった。
あと、『二銭銅貨』の「あの泥棒が羨ましい」という冒頭句を引用してたり、
"安アパートの天袋"で『屋根裏の散歩者』を思い出したりとかした。
もしかしたら他にも乱歩関係の小ネタが仕込んであるのかな?




面白かったー。
読み返すと、推理に必要な材料はちゃんと書いてあるんだよね。
それを見つけられるか、見落としてしまうのか。
俺は断然後者なんだよねー(´∀`;)
上でミステリーツアーとか参加してみたいって言ったけど、
絶対事件解決できないなwww

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