東大を出たけれどを読んで初っ端の何切るがこれだ。正確な状況は分からないが、仮に東場の子で中盤(7巡目)ぐらいだと思って欲しい。
さあ何を切りますか?
手役派なら答えは一つしかないね。
答えは
これが最も役効率が良い。イーシャンテンをキープしながらハネ満以上の進化(メンタンピンツモドラドラかメンピンツモドラ3かメンタンピンイーペードラドラあたり)の可能性を追える。
ドラの5p切りは選択肢の一つではあるものの、点数が結構下がるし待ちが良形になるとも限らないので打点派・手役派からするとまず切らないだろう。
8s切りは一見バランスが良さそうに見えるが、両面が埋まれば結局ドラが出ていくのでやや中途半端とも言える。いや、悪くない一手ではありますがね。
その後に3pを引いて9sを切っているが、これは流石に7sを切った方がいいだろうと思う(捨て牌にもよるが…)。6sを引けば3m切りで567の三色が見えるものの、流石に不確定要素とリスクの方がデカそうだ。
量産型エセデジタルの「お前ら」は思考停止で5pを切りそうだ。それ自体は別に悪手と言うほどではないが、この手牌を見て5p切り一択だと思ったのならもう少し広い視野を持った方がいい。目先のテンパイ効率しか見えていないのが問題だ。
何でもかんでも目先の受け入れを最大にしてばかりだと攻撃力不足になるので、何度かアガったところですぐに逆転されるという事態が起こり得る。
本当のデジタルとは点数もテンパイ効率も手変わりの受け入れ等も全て考慮することを言うのであって、ただテンパればいいというものではない。
一体何をそんなに生き急いでいるのだ?
牌効率と押し引きだけ勉強して勝ち越せるのは初心者相手だけだ。
ちなみにラス回避ルールなら尚更ドラは切らないだろう。鳴かれるのも嫌だし、万が一ドラで振り込むのも最悪だからな。
スピードだけではいずれ勝てなくなる時が来る。牌効率だけ考えるのでなく、役効率も同時に考えて打つべきだ。
ということがこの漫画を見て言いたかった。