カプコンのアクションゲームと言えばまずこれだ。
ロックマンシリーズも少しは有名になったつもりだろうが、Xシリーズはダッシュ・壁蹴りができるようになったことで戦略の幅や疾走感がおおはばにパワーアップしている!
また、全体的にBGMも良曲ぞろいである。
【ロックマンX】
熱中度:SS
爽快度:SS
難易度:A
操作度:S
作曲度:SS
総合:SS
1作目にしてシステムは確立されており、ゲームバランスも良好で評価は高い。
欠点を挙げるなら、
・ストームトルネードが強すぎる(瞬間火力自体はファイヤーウェーブが上だが燃費が良くないし水中で使えない)
・最終ステージ2以降のパスワードは記録されないこと
・ダッシュ機能が最初から使えないこと
・アームパーツのチャージショットが遅い上に弱いこと(攻撃範囲のみ広い)
ぐらいか。
【ロックマンX2】
熱中度:SS
爽快度:SS
難易度:B
操作度:S
作曲度:SS
総合:SS
チャージショットが強烈で爽快感抜群になった。
また、ステージ上にカウンターハンターが出現するようになった。
若干だがストーリー分岐もある。
欠点としては、
・ラスボスのステージが使い回しな上にBGMもオープニングと同じという点
・ラスボス戦で死ぬとそのステージの最初からやり直しな点(X3も同じ)
・最終ステージ1のボスの攻撃にランダム性がありすぎる
・最終ステージ2が短すぎる点
・最終ステージ3のボスが弱すぎる点
・強力な裏技があるが習得できるのが終盤
欠点が多いような気がするが、総じてゲームバランスが良く、BGMも良曲揃いなため、クリアした後も気が向いたときに周回プレイできるだろう。
【ロックマンX3】
熱中度:SS
爽快度:S
難易度:A
操作度:S
作曲度:SS
総合:SS
BGMがギターを用いたヘビーロックっぽい感じになっていてこちらも全体的に良曲である。無性にギターを弾きたくなる(弾けませんけどね)。
また、ゼロを操作可能になった。オープニングステージでは無類の強さを見せてくれるイケメンキャラ。
今作もストーリーに分岐点がある。
かまってちゃんキャラのVAVAが復活した。が、今作は壁があるのでライドアーマーの攻撃は簡単にかわせる。
ライドアーマーが4種類に増え、チップさえ取れば好きな物を転送して乗れるようになった。
パーツにチップが存在し、パーツをさらに強化できる(4つの内1つ限定)。
欠点は
・チャージショットの速度が遅い(攻撃範囲は広いし威力も悪くはない)。
・ゼロは一度死んだだけで二度と交代できなくなるので気軽に使えない。
・ラスボス撃破後に上へ逃げるイベントがあるが、落ちたら死んでステージの最初からやり直しになる点。
・エレキテルナマズロスの放電攻撃は運次第で回避が困難になることがある。
前作以上に分岐や隠し要素などが多くあるため、繰り返し遊びやすいようになっている。
【ロックマンX4】
熱中度:S
爽快度:A
難易度:C
操作度:A
作曲度:SS
総合:S+
ストーリーが2つに分けられ、ゼロを主人公にしてプレイできるようにもなった。
主題歌は仲間由紀恵が歌っていてかなり意外。黒歴史と言われることもあるが決して悪い歌ではない。
シリーズ中最も簡単だがストーリー重視の作品であり、アニメシーンが要所で挿入される。
今作からボス部屋に入った時WARNINGの警告音が鳴るようになった。さらに8ボスとの会話シーンもある。
また、初めて女性キャラが新登場した。
レプリフォースという軍隊が登場し誇り高い軍人魂を見せてくれるが、同時にイレギュラーとは一体何なのかを考えさせられる。
欠点は
・ダッシュのスピードが遅くなったこと(残像は出ているが結局遅い)
・ラスボスの最初は弱点武器しか通用しない(武器縛りプレイが完遂できない)
・ラスボスの攻撃に、これまた回避が難しいものがある(ランダムにゴミを吐き出すダサい攻撃)。
・その上攻撃のチャンス時間が少ない。
・明らかに難易度が低すぎるため、ハードモードが欲しかった。
・完全に今作はゼロが主役であり、エックスのストーリーはあってないようなもの。
アニメパートが特徴的で、重要な事実も明かされる良作である。
【ロックマンX5】
熱中度:A
爽快度:B
難易度:A
操作度:B
作曲度:SS
総合:A
良作を出し続けるXシリーズだが製作費の関係上なのか、この辺から雲行きが怪しくなってきた。
BGMは相変わらず良いが、ゲームシステムが微妙。
また、8ボスを1体も倒さなくてもクリアできるようになった(ボスラッシュはある)。
BGMや演出に過去作を意識したファンサービスがありそこは評価点(手抜きと言えなくもない)。
欠点は
・コロニー撃墜が運任せ(セーブしてやり直せばいいだけだが・・・)
・ボスラッシュのボスの体力が高すぎる(レベル96固定)
・自動的にナビが入り、テンポが悪い
・ゼットバスターがクソ
・主人公2人分しかボイスが無い(その内1人は前作の使い回し)
・イベントシーンも前作に比べると手抜き臭い
・今回もラスボスの攻撃に回避困難で威力激高なものがある
・ライフアップは入手したキャラのみにしか適用されない。
・パーツは4つ集めて初めて使用可能になる(一応理由はあるが面倒)
欠点が多く、総じてゲームバランスが悪い。
次回作は是非とも反省点を活かして欲しい・・・と思いきや・・・
【ロックマンX6】
熱中度:A
爽快度:A
難易度:EX
操作度:A
作曲度:SS
総合:A+
6作目は理不尽な難易度で登場した。
ゼロは最初使えないが特定の条件を満たすと登場する。
BGMは熱くなれるし非常に出来が良いが、ゲームバランスがおかしいのが最大の問題点である。
欠点としては、
・状態によって進行不可能なステージがある
・装備によっては回避不能な攻撃をしてくるボスがいる
・全体的に回避が困難な攻撃をする敵が多い
・ステージがそもそも難しい
・ナイトメアがクソすぎる
・ナイトメアによるステージ影響も高難易度の要因
とにかく今作は理不尽な難易度であり、それを許容できるかがポイントになるだろう。
それにしても進行不能のステージ・回避不能のボスがいるのは許せない。
それから難易度「むずかしい」のナイトメアは理不尽すぎる。コイツのせいで救助ができないわプレス機に潰されるわで何一つ爽快な要素が無い。超絶にイライラする。
それさえなければ決して悪いゲームではなく、終盤のステージやボス戦は過去作を上手くアレンジしていてかなり熱くなれるのだが・・・。
5に比べるとある程度システム面は改善できたかもしれないが、ゲームバランスが悪すぎた作品。
【ロックマンX7】
熱中度:C
爽快度:D
難易度:B
操作度:D
作曲度:B
総合:D
シリーズ史上初めての3Dがモード搭載され、第3の主人公アクセルが登場した意欲作。
に思えたが、実際はシリーズ史上最強のクソゲーになってしまった。
誰が見ても、誰がプレイしても恐らくクソゲーの烙印を押されるだろう。
良点が1つも見つからない。全く擁護できない。
しいて言うなら、操作キャラによってボスとの会話が変わるということぐらいか?
悪い点ならいくらでも挙げられる。
・ダッシュ壁蹴りができない
これが一番あり得ない。厳密には可能だが、上に登ることはできない。
テストプレイはしたのか?これができずにXシリーズを名乗るな
・主人公がヘタレ
主人公エックスは条件を満たさなければ使用できない。
戦いに悩む性質を持ってはいるが、今回は明らかに性格が激変している。
その代わりチャージショットが浦飯幽助の霊丸ぐらいデカくなり強力になった。
が・・・
・新主人公が火力不足
アクセルはバスターを連射するぐらいしかできず威力が弱い。
せいぜいローリングで無敵時間を作ることぐらいしか長所が無い。
変身能力は色々と破綻しており面倒で、アイテム回収ぐらいしか使い道はない。
・ゼロ様の使いにくさ
攻撃スピードが極めて遅い。DMC2と同じぐらい遅い。
射程距離も短めで、一撃離脱を心掛けないとすぐ被弾する。
OP主題歌中のムービーでも一発攻撃してダッシュで逃げている姿が確認できる。
・終盤のボスとラスボスがクソ
両方とも3Dで足場の悪い場所で戦うことになるが、死因はほぼ落下死。
前者はまずどこにいるのかすら分かりづらい。
・そもそも3Dの意味がない(いや逆効果だ)
3Dだと距離間の掴みにくいゼロは苦戦するし、遠距離攻撃の残り二人は敵を自動ロックオンする。
とにかく爽快感が全くない。
・ダッシュのスピードも遅い
ダサいし遅い。スピーディーな爽快アクションが売りのゲームではなかったのか?
・レプリロイド救助がクソ
これは6もクソだったが、こちらは敵や罠の攻撃が当たるだけで1撃死するため速攻敵を倒すか救助するかしなければならない。
救助対象なので敵に囲まれているのは仕方ないかもしれないが、配置が嫌らしいことがあり、一瞬で殺されて手遅れになるので面倒。
・BGMは普通だが、クソゲーのせいで全く燃えない
・ストーリーに繋がりが無い
繋がりは他の作品もあまりないと言えばないが、伏線回収や重要な事実は示されていた。
しかし今作は何もない。何故それでこの作品を出した?VAVAやダイナモも全く出ない。
・裏技や隠し要素はない
とにかくほぼ全ての要素がクソという珍しいゲーム。
爽快感が無く、楽しくなく、プレイするのが苦痛ですらある。
【ロックマンX8】
熱中度:S
爽快度:S
難易度:S+
操作度:A
作曲度:S
総合:S
「これはまあまあ面白い!」というのが感想か。
クソ要素だった3Dだが、今作は一部のステージでは2、5Dになり概ね問題はなくなった。
また、アーマーのパーツが複数あるが、好きなパーツを4つの部位に装備できるようになった。同じパーツでそろえると恩恵もある。
ゼロやアクセルの武器が使いやすくなり、種類も増えた。
ナビゲーターを女性キャラ3人の中から選べるようになった。選ばなくても可。
今作は待機中のキャラの体力を回復できたり、復活させることができるようになった。その代わりなのか、受けるダメージが全体的にデカい気がする。
VAVAも復活した。声は変だが・・・。
全体的に良作と言える。しかし欠点も・・・。
・リトライ回数に制限が付いた
残機が意味をなさなかった作品が多かったが、今作は残機が無くなると強制的にステージ画面に戻されることになる。
昔のシステムに原点回帰したかったのだろうが、このリトライチップは有料である。ここが問題点だがそれだけならまだ良かった。
・理不尽な即死針
今回あまりにもトゲのトラップが多いし当たりやすい。
あるステージではトゲの付いた壁が落ちて来て超シビアな回避を要求される。
終盤のステージは壁や床よりトゲの面積の方が多い。
リトライに限りがあるせいでボスにたどり着くころには残機が0になっていたりする。
・ギガボルトドクラーゲンのステージがクソすぎる
操作性の悪い乗り物で追跡しなければならないステージだが、ボスに追いつくのが難しい上に、何故か見えない時間制限があって手間取ると突然こちらが即死する。意味不明。
・ラスボスが・・・
イージーではいつもの人がラスボスだが、ノーマル以上ではラスボスが変化する。
これについては賛否両論あるだろうが、個人的には否寄りか。
このラスボスの攻撃も回避が難しい。
また、ダメージを与えると時間制限付きの即死攻撃を繰り出してくるため厄介。
間違いなく良作ではあるが、スピーディーなアクションゲームとは言えず、どちらかというと嫌らしい配置のトゲに対して集中力を削りながら進んでいくゲームというイメージが強かった。
コマンドミッションやイレギュラーハンターエックスも書きたいが、ここまでにクソ時間がかかってしまったため割愛する。
7/26にアニバーサリーコレクションが発売される。
新モードもあるので楽しみである。
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