【ゲーム評価】俺達の世界わ終っている。 | ゲーム脳のクソゲー人生(ベリーハード)

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主に改造ゲーの紹介がしたい

ゲームカタログ@Wikiでたまたま見つけたこのゲームに興味を持ち、先週購入してクリアした。

 

 

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このゲームは基本的にギャグと下ネタばかりのバカゲーである。

しかし時折キャラの重い過去が判明したり、それに立ち向かうなどといったようなシリアス要素も描写される。ヒロイン達が感情を吐露して号泣するシーンは豪華声優の熱演もあって心打たれるだろう。

感覚的にはギャグが85、シリアスが15ぐらいの割合か。

笑いあり涙ありの感動的ストーリーであり、評価は高い。このゲームをプレイするなら是非トゥルーエンドまで到達して欲しい。

 

ストーリーとしては、

ゲームの製作会社・ジャッジメント7の社長である尾張世界(画像の真ん中にいる変熊男だが主人公ではない)が開発した現実拡張プログラムによって町中の女性を水着姿に見えるようにするなどという変態的な実験をしていたが、ある時仮想世界に意識が飛んでしまうという事態が起こった。

そこでは何故か過去に作ったゲームの設定が再現されており、社員7人が仮想世界と現実世界を行き来しながら謎の解明に挑むというギャグゲー。

この仮想世界で死んだ(脳が死を認識した)場合、現実の肉体も生命活動を停止するという状況にある・・・が、それでも基本的に全員ふざけた態度を貫いている。

 

 

【評価点】

①ボリュームたっぷり

ストーリーはかなり長かった。7章ぐらいで終わるかなと思っていたが全部で17章まであった。一度ノーマルエンドを見て、最初からスキップ機能を使っても3~4時間はかかったような気がする。24:00までプレイして寝ようと思っていたが気付いたら明け方近くになっていたということもあった。それだけストーリーに引き込んでくれる没入感がある。

 

②豪華声優の熱演

とりあえずキャラ紹介がてら声優のことも言っておく。

キャラはほぼ全員ペンネームである。

それと7つの罪をそれぞれが1人ずつ持っているという設定がある。

 

 

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CV.杉田智和
「変態」の罪を持つ。天才プログラマー兼社長であり、社員を導く。
命のかかった状況でもあまりに平然と下ネタを言うので黒幕の可能性を疑った。
変熊と書かれたように見えるシャツを着ているがその由来は不明。
 

 

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CV.松岡禎丞
「中二」属性の奇声厨。声優の喉が心配になるぐらい奇声を上げる。
プレイヤーによっては苦手な可能性は高いが、慣れれば笑える。
死にそうな状況になってもまだ中二発言を貫けるのは尊敬に値する。

 

 

 

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CV.喜多村英梨
残念属性を持つが、声がキタエリな時点で恵まれていると思う。
ボケも突っ込みもこなすが、個人的には突っ込みの方が笑える。
ヒロインとしての描写が少なめなのも残念要素か。
 

 

 

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CV.佐倉綾音
メインヒロインの1人。「天然」の罪を持つ。
巨乳女子高生アルバイトとして社員をサポートし(癒し)てくれる。
シリアスシーンのあやねるの熱演は必見である。
 

 

 

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CV.大西沙織
「混沌」ノ黑天使を自称するメインヒロインその2。
混沌とは色々混ぜ込み過ぎて訳の分からない状態のことを指す。
彼女のシリアスシーンもいくつかあるが、それも感動的であり必見に値する。
黒髪ロングストレートフラッシュは正義
 

 

 

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CV.花守ゆみり
「幼稚」枠であり天才頭脳を持つ。
かわいい声から繰り出される「ウンコ」発言が聞きたいならこのゲームを買うのだー。
おまえたぶんウンコもらすぞー!
 

 

 

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CV.逢坂良太
「平凡」な大学生主人公。アルバイトディレクターとして採用された。
他の男キャラが終わっているためか、恋愛描写は主人公のみである。
完全ツッコミ役だが、終盤では主人公らしく無双する。

 

 

 

 

③BGMの良さ

BGMは最初はあまり印象的ではないが、読み進むにつれて雰囲気やキャラの特徴に合っていると思えるようになった。

 

④何と言ってもやはりシリアスシーンの存在

このゲームはシリアスシーンを引き立てるためだけにギャグ描写を多くしているのかと思うぐらいに感動描写の威力が高い。

繰り返しになるが、特にヒロインのユウノと七罪が本音をさらけ出すシーンは声優の熱演も合わせて非常に心動かされた。

それからトゥルールートのラストも甘く切ないシーンから感動のエンディングを迎える。

よって個人的に感動度は高い。

 

 

【欠点・賛否両論点(主観を含む)

①バックログから選択肢前に戻れない

このゲームはキャラの好感度によってルートが変わる(好感度が高くないとノーマルエンドになる)が、選択肢で間違えてもセーブしていない限り戻ることはできない。

 

あと、スキップ機能だけでは1周するのに膨大な時間がかかり非効率的だったのも欠点だったが、アップデートによって次の選択肢までジャンプする機能が追加されたためある程度解消された。

 

②下ネタが多すぎる

変態キャラがいるということもあるが、序盤からアクセル全開で下ネタをかましまくるせいで、下ネタ嫌いなプレイヤーにはきつい部分がある。実際オレも序盤の下ネタを見て先が思いやられた気持ちはあった。

体験版では4章まで遊べるらしいが、序盤はギャグ要素と下ネタばかりある印象なので、着いていけないプレイヤーもいたと思われる。

が、これを乗り越えて得られる感動も多いため、製品版を買ったなら最後までプレイしてみて欲しい。攻略が難しい場合は公式サイトに行けばユウノにヒントをもらえる。

 

③S.O.Sシステムのテンポの悪さ

キャラの好感度の上がる選択肢で、ニコニコ動画のコメントのようなものから選択肢を選ぶシステムがあるが、これが少し面倒である。

初回はどの選択肢が良いか迷うし、その間に最初の選択肢は消えてしまい選べなくなることが多い。

2週目からはシーンスキップしたとしてもやはりテンポが悪い。

その上トロフィー条件に、この選択肢を全て選ぶ(正確に言えば全てではないが)という超絶に面倒な要素もある。

一応アップデートによって効果音で好感度の上昇が分かるようになった。

 

④やたら七罪を推している気がする

カオス中二病女子、結城七罪のヒロイン描写が他の女性キャラに比べると多い印象が強い。

私は別に構わないがね。少し平等性に欠けると感じた。

 

⑤みやびさんルートがない

メイン以外のキャラに、お茶目なメイド(変装)である那比みやび(CV.桑原由気)というキャラがいるが、

 

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彼女も個性が強く魅力あふれるキャラである。

なので早くルートを開通してくれ!

あと海に来たときは水着姿で来てくれ!

 

メインキャラではないので仕方ないが、終盤あまり活躍しなかったのも残念だ。

せめてエピローグには出してほしかった・・・

 

⑥トゥルールートの示唆がない

公式・攻略サイトを見れば済む話ではあるが、せめてノーマルエンド時にトゥルーエンドへの行き方ぐらいは提示しても良かったのではと思う。

うちはWi-Fiに繋いでおらずアップデート情報すら知らなかったため、2週目に長時間かけてスキップしまくった挙句ノーマルエンドだったためやる気が失せてしまった。

まだユウノエンドしか見ていないためこれから全員のエンディングを見なければ・・・。

 

 

【総評】

若干下ネタが多く、命のかかった状況でもギャグに走ったりとイマイチ緊張感に欠ける部分はあるものの、笑いと感動溢れる良作であることは間違いない。
今から評価を付けたいが、評価方法を少し変えようと思う。
今までは星の数で付けていたが、これからはD~SSS(特殊性のあるゲームはEX)で示そうと思う。理由は特にないが何となく気分でそうすることにする。
 
必ずではないが、目安としては
D:明らかなクソゲー
C:若干クソ気味だがまあ遊べる程度
B:普通~良作
A:良作~優良作
S:優良作~神ゲーの一歩手前
SS:個人的神ゲー
SSS:誰もが認める神作
EX:評価不能か特質ゲー(良作であるとは限らない)
 
BとAの間で迷った場合はB+といったような表現を用いる場合もあるが、あくまで感覚なので参考程度に。
いくつかの項目を評価するが、そのランクの平均が総合評価になるわけではない。
例えばS・S・A・A・Sという5つの項目の評価があったとしても総合がSになるとは限らない。
 
じゃあこれで評価してみよう。
 
「俺達の世界わ終っている。」
トータルリザルト
 
感動度:S
笑い度:A+
声優度:SS
熱中度:SS
操作度:B
作画度:A+
 
総合:S
 
 
まったく宣伝を見たことが無かったので気付くのが遅れたが、プレイしてみると間違いなく良作以上の出来である。
下ネタと中二発言に耐えられるなら十分プレイする価値があると言えるだろう。