ドラクエ11、15日の朝やっとクリアした・・・。
コイツは長かったぜ・・・
ゲーマーであるオレが、時差ボケや仕事などがあったとはいえクリアに2週間以上もかかるとは・・・。
ドラクエ9は本編がクソだったし、10はオンラインが前提と聞いたので購入すらしなかったが、11は超おススメできる名作と言っていいだろう。
ちなみにPS4版を買ったので3DS版については評価できない。
エンディング時のクリアタイムは44時間29分
レベルは49
トゥルーエンド時のクリアタイムは62時間ぐらい
レベルは65
ドラクエシリーズは、初見プレイにおいてクリア時のレベルが大体40前後になるようにバランス調整されているとオレは思っているが、今作はレベル50前後になるだろうと思われるのでそれだけでもやはり長く感じる。
では感想でも述べていくか・・・。
このゲーム、まず第一に難易度が低い。
今までのドラクエシリーズの中でも最も簡単かもしれない。
復活呪文や回復呪文を使える仲間もそこそこいる上にボスも弱いため、制限プレイでもしない限り全滅することはほとんどないだろうと思われる。なので冒険の旅は長いが、そこまでストレスは感じなかった。街が広い割に主人公の走るスピードが遅かったのが唯一の欠点か。
しかし・・・
一度エンディングが終わって再び冒険を再開してからは敵が異常に強くなる。
何故強くなるかはネタバレになるので言わないが、このトゥルーエンドはどうやら裏面扱いのようで、とにかく今までの敵とは比べ物にならないほど苦戦することになる。・・・それにしては経験値はあまり変わらないので損した気分になるが・・・。
最後のボスもアホみたいに強く、最初に挑んだのがレベル59だったが全く歯が立たなかった。3回負けて、レベルを65にして挑んでやっと余裕を残して勝てた感じだ。
ラスボスは3回行動してくるが、一回の攻撃で大体200以上のダメージを食らう上に状態異常の攻撃まで行ってくるので回復役が行動不能になるとあっという間にやられる。
・・・と、やたらムズゲーっぽく書いたが、敵が強いのは最終盤だけで、それまではサクサク進めるだろう。
次に何をすればいいのかも分かりやすく、目的の場所を教えてくれるNPCにもピンク色の吹き出しマークが付いているので詰まることもない。その部分も便利なポイントだ。
次に、イベントも中々悪くないと思った。
愛・勇気・感動など、良ストーリーが多くなっている。悲しいストーリーも無いわけではないが、大体最後には報われるようにできているといった印象だ。
それから今作は、ミステリー要素も若干だが増えた気がする。
主人公に頼みごとをした人物が黒幕だったり、味方だと思っていたキャラが敵だという展開もそこそこあり、そういうキャラも複雑な事情があったりするなど、色々考えさせられるイベントが多くなったように感じた。
それからBGMについて
今作は従来のBGMの使い回しがやたら多いように感じた。なので若干の手抜き感は否めないだろう。しかしいずれも名曲揃いな上に雰囲気にもマッチしているため問題はない。
今作のBGMももちろん悪くはなく、何度も聞いているうちに名曲に聴こえてくる・・・か?
呪文について
ドラクエ10をプレイしていないので今回からかどうか分からないが、今回はリレミトとルーラの呪文がタダで唱えられる。キメラの翼もあるがほとんど意味はなくなった。というか使ったことがない。
また、呪文の「ギラ」シリーズが復活した。9ではリストラされてしまった悲しい呪文だが、今回は攻撃魔力さえ高ければ十分な威力になる。
とはいえそれでもやはりメラゾーマやイオナズンなどの方が強力だが・・・。
今までの呪文は消費MPが割に合わないことも多かったが今回は魔法使いキャラでも十分活躍できるようになっているので嬉しい。
最上級呪文は超強力で、MP消費量も多いが600以上のダメージが見込める。
さいごのカギについて
さいごのカギは文字通り本当に最後の方に手に入るがストーリー上重要な使い道は(多分)無く、取って付けたような存在でしかない。
そもそも宝箱がポツンと置いてあるだけで、取らなくてもいいようなぞんざいな扱いになっている。散々引っ張っておいてこのザマかよと個人的には思った。
今まではストーリーの進行に必要な重要アイテムだったが、今作では存在感が薄くなっている。とは言え、強力な装備のレシピが多く手に入るのでそういう意味では重要か。
ボスについて
先ほども言ったが、全体的にボスが弱く存在感も薄い。敵のHPの減少に応じて相手の名前の色が変わるのだが、すぐオレンジ色(多分残り半分)になる。こちらの特技も強力なものが多い上に終盤まで敵は凍てつく波動も使ってこないためバイキルトなどもかけ放題で、ボスのHPが非常に低く感じてしまう。なのでボス戦は結構拍子抜けするかもしれない。
一番最初のボス(サソリのボス)と、海で戦うボス(イカのボス)はそこそこ苦戦したが、それ以外は特に印象に残っていない。
特に6人目と7人目の仲間は加入直後から強力なため、序盤よりも中盤以降の方が楽という感じがあった。
幼馴染みについて
幼馴染みのキャラは故郷の村で主人公を陰ながら応援しているだけで何の活躍もしない。
一応お守りはくれるが、他の女性キャラと比べて影が薄いと言わざるを得ない。
まあ戦えないので仕方ないことではあるが、もう少しこう、直接的に彼女を守るイベントか何かが欲しかったような気がする。
一応彼女と結婚はできる。まだオレはしていないが、ぼくはベロニカちゃんと結婚します。
今作で最も優しくてかわいいキャラだ。
多くのプレイヤーが彼女に惚れるだろう。
新要素について
目新しいものとしてはキャンプが最も便利な要素である。
タダで泊まれてセーブ・鍛冶もでき、大抵の場所には商人も(何故か)いるため買い物もできる。さらにキャンプ地はルーラの場所にも登録されるので必ず寄るべきだ。
あとはジャンプができるようになり、低い段差なら越えられる。
さらに一部の倒したモンスターに乗れるようになり、機動力やジャンプ力が大幅にアップする。これを使って進む仕掛けもある。
それから戦闘面ではゾーン・連携技などが追加されたが、まあなくても十分戦えるのであまり詳しく話す必要はないか。
カジノでは実際のスロット機に似たゲームを打てるようになった。ちゃんと目押しができれば勝率はそこそこ良くなるらしい。その分普通のスロットマシーンよりコインを稼ぐのには時間はかかるが・・・。
他にも色々あると思うが、キリがなさそうなのでこの辺にしておこう。
とにかくあまり不便な要素は見当たらない。
ネタバレ無しで話すとあまり長く語れないな。
というわけで総評に入る。
熱中度:★★★★★
音楽度:★★★★
難易度:★★
爽快度:★★★★
容量度:★★★★★
感動度:★★★★
このゲームの点数は90点は行くだろう。
正真正銘の神ゲーかと言われると自信は持てないが、神ゲーと良作の境目ぐらいには間違いなくいる。低迷期の続いたドラクエシリーズだが、今回は間違いなく名作と言っていい出来だと個人的には思う。
難点は本編の難易度が低いことか。公式の制限プレイもあるが、難易度変更などを入れてくれたら良かったかもしれない。
PS4または3DSを持っているならまずこのゲームを買うべきだと勧めたい。
ああ、あとグラビティデイズもおススメだ。1は普通だが続編の2は良ゲーだ。
では諸君のゲームライフが充実することを祈っている。
さいなら~