こんにちは、ジロです。
みなさんは、ハーメルという名前を
聞いたことがありますか?

彼はオランダ人で、
朝鮮時代に航海中の事故によって漂流し、
思いがけず朝鮮の地へたどり着いた人物です。
そして彼の記した『漂流記』を通して、
朝鮮は初めて西洋世界に紹介されることになりました。

今回は、そのハーメルが
およそ7年間を過ごした場所、
全羅南道・康津郡の物語をたどっていきます。

それでは、さっそく見ていきましょう。

ハーメル

 

韓国・全羅南道 康津

韓国・全羅南道 康津 ハーメルは、どのようにして康津へ来ることになったのでしょうか。

1653年、
オランダ東インド会社の船員だった
ヘンドリック・ハーメルとその仲間たちは、
航海中の事故によって済州島に漂着しました。

その後、彼らは朝鮮各地を移動させられ、
数年の時を経て、
1656年に康津へ流配されることになります。

 

韓国・全羅南道 康津

全羅兵営城(チョルラビョンヨンソン)
📍住所:韓国 全羅南道 康津郡 兵営面 兵営城路 175

ハーメルとその仲間たちは、
当時、全羅道一帯を管轄していた
陸軍の総司令部が置かれていた康津・兵営へと送られました。

ハーメルはこの全羅兵営城で、
1663年まで、およそ7年という長い時間を過ごすことになります。

異国の地での長い滞在は、
やがて彼の記録へとつながっていきました。

 

韓国・全羅南道 康津

兵営での時間

ハーメルは、
兵営城の近くで暮らしながら、
日々の労役に従事していました。

その日々のなかで彼は、
朝鮮の軍事組織や行政の仕組み、
そして、そこで生きる人々の暮らしを、
外からではなく、内側から見つめることになります。

ハーメル漂流記

康津での時間、記録へ

康津での生活や体験は、
やがて『ハーメル漂流記』として書き留められていきます。

それは、
異国の地で見聞きした出来事をまとめた記録であると同時に、
朝鮮という国を西洋に初めて伝えた貴重な文献でもありました。

 

韓国・全羅南道 康津

康津のいま

今も康津の町のあちこちには、
ハーメルの記憶が静かに息づいています。

兵営城の周辺には、
オランダを象徴する風車が設けられ、
春になると、
チューリップや水仙が彩りを添えます。

その風景は、
まるで一瞬、
遠くオランダの地に迷い込んだかのような感覚を
訪れる人に与えてくれます。

 

ハーメル記念館

ハーメル記念館
📍住所:韓国 全羅南道 康津郡 兵営面 兵営城路 180

 

康津郡では、
ハーメルの足跡を後世に伝えるため、
彼の故郷であるオランダ・ホルクム市と姉妹都市提携を結び、
ハーメル記念館を開館しました。

この記念館では、
漂流から朝鮮での生活、
そして『ハーメル漂流記』へとつながる
ハーメルの生涯を、丁寧にたどることができます。

 

ハーメル村ビール

康津郡とオランダが出会う場所

こうした歴史のつながりから生まれたのが、
康津ならではのクラフトビール、
「ハーメル村ビール」です。

康津で育ったライスオーツと、
オランダ産の麦芽を主原料に使用し、
この土地だからこそ生まれた、
康津でしか出会えない一杯となりました。

 

韓国・全羅南道 康津

ハーメルの視線をたどって

異国の地に立ち、
すべてが新鮮で、
戸惑いさえも感じていたであろう
ハーメルのまなざしを想像しながら。

康津郡の町に点在する、
どこか異国の気配を感じさせる
オランダの足跡を、
ゆっくりと探し歩いてみてはいかがでしょうか。

 

今回は、
朝鮮に漂流したハーメルの物語を手がかりに、

 

 

 

歴史を感じながら旅する
全羅南道の時間、
いかがでしたでしょうか?

次回も、
また別の物語をお届けする予定です。
ぜひ、楽しみにしていてくださいね。

それでは、
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

写真提供:
康津郡庁 公式ホームページ(公共ヌリ・データ)
国立中央博物館 eミュージアム(公共ヌリ・データ)

 

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