こんにちは~~ジロです~^^
去る8日、ヤノルジャリサーチ(Yanolja Research)が主催した「2026グローバル祭り魅力度評価カンファレンス」に行ってきました。

 

2026グローバル祭り魅力度評価カンファレンス

今回のカンファレンスはソウルグローバルセンター9階の国際会議室で開催されましたが、席が満席になるほど熱気に満ちあふれていました。

 

2026グローバル祭り魅力度評価カンファレンス

今回の研究では、グローバル祭り1,436個を対象に調査が行われたそうです。
では、具体的にどのような方法で調査が進められたのでしょうか??

調査方法は、YouTube、Facebook、Instagram、Reddit、X(旧Twitter)など、多様なコミュニティで祭りキーワード別のポジティブ・ネガティブなバズ量と、言語別のバズ量を収集・分析する方法で行われました。

 

2026グローバル祭り魅力度Top20の結果はこのように出ました!

順位 祭り名 祭り類型 魅力度 人気度
1 Coachella Festival 音楽祭 アメリカ 7.41 10.00
2 Summersonic Festival 音楽祭 日本 9.33 6.34
3 Rock in Japan Festival 音楽祭 日本 9.85 5.33
4 Mad Cool Festival 音楽祭 スペイン 9.49 5.24
5 Awa Dance Festival 芸術祭 日本 9.73 4.63
6 Sziget Festival 音楽祭 ハンガリー 8.57 5.21
7 Carnival of Venice 文化遺産祭 イタリア 8.05 5.20
8 Spanish Tomato Festival 食・特産品祭 スペイン 7.43 5.55
9 British Summer Time Festival 音楽祭 イギリス 7.77 5.25
10 Pinkpop Festival 音楽祭 オランダ 9.68 4.23
11 Gion Festival 文化遺産祭 日本 9.92 4.08
12 Oktoberfest 食・特産品祭 ドイツ 6.56 5.93
13 Sapporo Snow Festival 自然・季節祭 日本 9.43 4.19
14 Fuji Rock Festival 音楽祭 日本 9.76 3.91
15 Ultra Miami 音楽祭 アメリカ 8.02 4.86
16 Waterbomb Seoul 音楽祭 韓国 8.56 4.39
17 Defqon.1 音楽祭 オランダ 7.01 5.51
18 Kentucky Derby Festival 文化遺産祭 アメリカ 7.05 5.47
19 Sanja Festival 文化遺産祭 日本 9.72 3.93
20 South by Southwest 芸術祭 アメリカ 6.92 5.35

 

アメリカのコーチェラ、日本のサマーソニックとロック・イン・ジャパンが1〜3位を占めました。全般的に音楽フェスティバルがグローバルな祭りを主導していることが確認できました。


大韓民国の祭りの場合、ウォーターバムソウルが16位を占めました😀😀慶祝!

一つ惜しかった点は、K-POPが大きな人気を集めているにもかかわらず、ウォーターバム以外の圧倒的な上位圏の音楽フェスティバルが韓国になかったという点です。

K-POPを代表できるグローバルな音楽フェスティバルを育成する必要がありそうです。


日本の祭りなどは上位圏に多く分布(上位20個の祭りの中で7個)していました。日本の祭りの特異点は、観光客のポジティブな評価が高く、人気が多少低くても上位圏に位置するという点でした。

これは、住民たちが直接参加して祭りを準備する文化の影響もありそうです。住民たちが直接企画して準備した祭りを、住民たち自身が楽しむことで、満足度が高くなるからです。

大韓民国の地域祭りも、住民たちが直接企画に参加する形態が多くなれば嬉しいです😀

 

 

今度は分野別に見ていきます。

まず、文化遺産祭りTop20です。

順位 祭り名 詳細類型
1 イタリア Carnival of Venice カーニバル/パレード
2 日本 Gion Festival 宗教/儀礼
3 アメリカ Kentucky Derby Festival カーニバル/パレード
4 日本 Sanja Festival 宗教/儀礼
5 ペルー Inti Raymi 宗教/儀礼
6 スペイン Holy Week in Seville 宗教/儀礼
7 日本 Tenjin Festival 宗教/儀礼
8 日本 Aoi Festival 歴史
9 アメリカ Macy's Thanksgiving Day Parade カーニバル/パレード
10 日本 Hakata Dontaku Port Festival カーニバル/パレード
11 日本 Jidai Festival 歴史
12 日本 Aomori Nebuta Matsuri カーニバル/パレード
13 ブラジル Rio Carnival カーニバル/パレード
14 スペイン Festival of San Fermín 伝統文化
15 ノルウェー Oslo Pride 集団アイデンティティ
16 ナイジェリア Ojude Oba Festival 伝統文化
17 スイス Carnival of Basel カーニバル/パレード
18 日本 Hakata Gion Yamakasa Festival 宗教/儀礼
19 カナダ Toronto Caribbean Carnival カーニバル/パレード
20 台湾 Taiwan LGBT Pride 集団アイデンティティ
 

イタリアのベニスカニバル、日本の祇園祭、アメリカのケンタッキーダービーフェスティバルが1〜3位を占めました。
宗教、儀礼、歴史、伝統文化などを保存しながら、観光資源としてうまく活用した事例と言えるでしょう。

 

 

次は音楽フェスティバルです。

順位 祭り名
1 アメリカ Coachella Festival
2 日本 Summer Sonic Festival
3 日本 Rock in Japan Festival
4 スペイン Mad Cool Festival
5 ハンガリー Sziget Festival
6 イギリス British Summer Time Festival
7 オランダ Pinkpop Festival
8 日本 Fuji Rock Festival
9 アメリカ Ultra Miami
10 韓国 Waterbomb Seoul
11 オランダ Defqon.1
12 スペイン Barcelona's Spring Music Festival
13 スイス Montreux Jazz Festival
14 アメリカ Lollapalooza Chicago
15 モロッコ Mawazine
16 ブラジル Tomorrowland Brasil
17 アメリカ Austin City Limits Music Festival
18 ドイツ Wacken Open Air
19 デンマーク Roskilde Festival
20 ドイツ Rock am Ring

アメリカのコーチェラ、日本のサマーソニックとロック・イン・ジャパンが1〜3位を記録しました。
音楽フェスティバルの競争力は、国よりも祭りのブランディングから形成されるという特徴が現れました。

コーチェラ(Coachella)、サマーソニック(Summersonic)、ロラパルーザ(Lollapalooza)などが、独自の祭りブランドとして機能している事例と言えるでしょう。

 

 

今度は芸術フェスティバルを見てみます。

順位 祭り名 詳細類型
1 日本 Awa Dance Festival ダンス
2 アメリカ South by Southwest 芸術
3 アメリカ Art Basel Miami Beach 展示
4 イギリス Edinburgh Festival Fringe 公演
5 イタリア Lucca Comics and Games 展示
6 イタリア Opera Festival Verona Arena 公演
7 スイス Art Basel Switzerland 展示
8 オーストリア Salzburg Festival 公演
9 アラブ首長国連邦 Dubai Design Week 展示
10 ベルギー Ghent Festival 公演
11 オーストラリア Brisbane Festival 芸術
12 香港 Art Basel Hong Kong 展示
13 イギリス Royal Edinburgh Military Tattoo 公演
14 ドイツ Berlin Festival of Lights 芸術
15 フランス Avignon Festival 公演
16 アメリカ Burning Man Festival 芸術
17 カナダ Just For Laughs Vancouver 公演
18 シンガポール Singapore Art Week 展示
19 フィンランド World Air Guitar Championships 公演
20 オランダ Eindhoven GLOW Light Festival 芸術

 

日本の阿波おどり、アメリカのサウス・バイ・サウスウエストとアート・バーゼル・マイアミ・ビーチが1〜3位を占めました。

芸術フェスティバルでは、伝統芸術よりも現代的・創意的な芸術コンテンツが強勢を見せていることが確認できました。

 

 

次はグルメ・特産品祭りを見てみます。

順位 祭り名 詳細類型
1 スペイン Spanish Tomato Festival
2 ドイツ Oktoberfest 飲料
3 アラブ首長国連邦 Dubai Shopping Festival ショッピング
4 フランス Lemon Festival
5 中国 Qingdao International Beer Festival 飲料
6 フランス Taste of Paris
7 香港 Hong Kong Wine and Dine Festival 飲料
8 韓国 Daegu Chimac Festival
9 日本 Sapporo Odori Beer Garden 飲料
10 フランス Bordeaux Wine Festival 飲料
11 ギリシャ Olive Oil and Olive Festival
12 アラブ首長国連邦 Dubai Food Festival
13 リトアニア Vilnius Pink Soup Fest
14 イギリス Taste of London
15 スペイン World Paella Day
16 アラブ首長国連邦 Dubai Summer Surprises ショッピング
17 アメリカ Bourbon and Beyond 飲料
18 イタリア EuroChocolate Festival
19 チリ Colchagua Harvest Festival 飲料
20 アラブ首長国連邦 Liwa Date Festival

 

スペインのトマト祭り、ドイツのオクトーバーフェスト、アラブ首長国連邦のドバイ・ショッピング・フェスティバルが1〜3位を記録しました。

大邱チメクフェスティバルが8位に登場したことが確認できます!嬉しいですね😀😀

 

 

最後に自然生態祭りを見ていきます。

順位 祭り名 詳細類型
1 日本 Sapporo Snow Festival 季節
2 イギリス Royal Horticultural Society Chelsea Flower Show
3 中国 Harbin Ice Festival 季節
4 韓国 Busan Fireworks Festival 花火・灯籠
5 ドイツ Dresden Christmas Market 季節
6 韓国 Boryeong Mud Festival 自然環境
7 ドイツ Nuremberg Christmas Market 季節
8 アメリカ Times Square New Year's Eve 花火・灯籠
9 ルワンダ Gorilla Naming Ceremony 動物
10 台湾 Taiwan Lantern Festival 花火・灯籠
11 韓国 Jinhae Cherry Blossom Festival
12 ロシア Scarlet Sails 花火・灯籠
13 韓国 Seoul Lantern Festival 花火・灯籠
14 ドイツ Kiel Week 季節
15 タイ Yi Peng Lantern Festival 花火・灯籠
16 日本 Hirosaki Cherry Blossom Festival
17 中国 Yuyuan Lantern Festival 花火・灯籠
18 アメリカ Skagit Valley Tulip Festival
19 チュニジア International Festival of the Sahara 自然環境
20 オランダ Amsterdam Light Festival 花火・灯籠

 

さっぽろ雪まつりが1位、イギリスのRHSチェルシー・フラワー・ショーが2位、中国のハルビン氷雪祭りが3位を占めました。

この部門では、韓国の祭りを多く確認することができました。
釜山花火大会(4位)、保寧マッドフェスティバル(6位)、鎮海軍港祭(11位)、ソウルランタンフェスティバル(13位)と、Top20に4つも含まれました。大韓民国が自然生態資源を祭りのコンテンツとしてうまく活用していると言えるでしょう。

 

 

 

今度はTop100まで範囲を広げて見ていきます。
Top100の祭り
Top100の祭りでは、このような傾向が現れました。

1)音楽フェスティバルは人気の側面で優位を保有。

2)グルメ・特産品祭りは、高い認知度に比べて魅力度は相対的に低い。

3)日本の祭りは高魅力・低人気の傾向を示す。

 

 

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今回のカンファレンスで出た韓国の祭りが競争力を備えるためのいくつかの対策の中で、印象的な内容は次の通りでした。

1)観光客がどこから入って、どこを楽しんで、どこへ抜けていくのかを企画段階から考慮し、地域に滞在させなければならない。

単に祭りだけに立ち寄って帰るのではなく、祭りに来るためにどこを経由し、祭り訪問の後に地域を巡ることができるように経路を計算し誘導してこそ、地域に活気が回るという意味でした。


2)まずアクセス性が確保されなければならない。
海外の有名なお祭りたちでさえも、祭り期間中の航空便誘致のための基金を形成し、アクセス性拡大のために努力する。韓国の祭りたちも地方空港の航空便確保に力を入れなければならないという意味でした。

また、市内の交通を1日券または3日券の形式で安価に提供し、観光客が地域を動き回りながら地域を感じ、消費できる基盤を整えなければならないという主張も出ました。

これに関連した事例として熊本のわくわく1dayパスがありますが、下記の記事で確認することができます。
https://ameblo.jp/localnow/entry-12956733900.html

3)祭りで良い経験をし、
次の祭りを「期待して待つ」ことを可能にしなければならない。

基本として祭りで不快な経験をしないよう、トイレなどの基本インフラをしっかり構築し、良い経験と記憶を持って帰らせなければならないという意味でした。

いくら良い祭りでも基本インフラが不備であれば不便になり、再訪問の意思が減るほかないからです。しっかり組まれた動線とインフラで、ポジティブな経験と記憶を持ち帰らせなければなりません。

また、地方政府が変わるたびに祭りをなくし、新しく作ることがあってはならないという主張もありました。祭りに持続性があってこそ、ポジティブな経験を持って帰った観光客が再訪問でき、この時に期待しながら待つことが可能だという意味でした。

韓国の中央政府や観光公社の次元でも、別途の祭り組織委員会がない祭り(持続性が保障されない祭り)への予算支援を行わない方向に舵を切っているとのことなので、この部分はますます改善されていきそうです!

 

 

2026グローバル祭り魅力度評価カンファレンス

一方、パネルディスカッションでは研究の限界についての話も出ました。

主な限界としては、
1)データとして活用されたSNS上のポジティブ・ネガティブな評価が、祭り自体に対する評価なのか、該当地域に対する評価なのかを明確に区分することが難しいという点

2)言語別のプラットフォームの違いおよび適切な加重値が曖昧であるという点

3)中国のSNSデータを使用していないという点

が言及されました。

このように限界も確かにありましたが、
今回の評価を基盤に、国内の祭りの魅力度を高めるための戦略を立てる良いきっかけになるものと見られます。