こんにちは、ジロです。
ジロは13日、BeMike(ビーマイク)のキム・エリム代表にお会いするため、韓国・益山(イクサン)へ行ってきました。
ローカルマガジンから“自腹で楽しむ”フェス、
そして原都心でのセレクトショップ「ミジ」の運営まで。
ローカルの可能性を体現し続けている
BeMike(ビーマイク)のキム・エリム代表が語ってくださったお話を、
みなさんにお届けします^^
益山(イクサン)駅で降りてから徒歩4分。
その場所に、セレクトショップ「ミジ」はあります。
益山にまつわるさまざまな商品であふれるこの空間で、
キム・エリム代表にお会いしました。
地域の“特別さ”を見つけることは、
慣れ親しんだ日常から少し距離を置くことから始まります。
キム・エリム代表は、地域を見る姿勢として
「慣れているつもりにならないこと」の重要性を語ってくださいました。
私たちは、生まれ育った場所であればあるほど、
「ここには何もない」
「もう十分知っている」
そんなふうに思ってしまいがちです。
しかし彼女は、
その思い込みこそが、人を地域の外へ向かわせてしまう
大きな要因だと指摘します。
一番近くにいる人の言葉やアドバイスほど
素直に受け取れないように、
長く暮らすうちに、町の魅力も
知らず知らずのうちに見過ごしてしまう――
そんな現実があるのだと語ってくれました。
旅人の視点から
BeMikeが展開する数々のプログラムの中で、
ジロが特に心を惹かれたのは、
フィルムカメラで町を記録する取り組みでした。
手軽で便利なスマートフォンやデジタルカメラではなく、
あえてフィルムカメラを選んだのは、なぜだったのでしょうか。
「フィルムカメラは、とても“ゆっくり”なメディアなんです。
だからこそ、町をゆっくり、丁寧に見ることができるんです。」
撮った写真をその場で確認することはできず、
ズーム機能もないフィルムカメラ。
その制限があるからこそ、参加者は町により深く向き合い、
写真一枚一枚に、自然と気持ちを込めるようになった――
そんな効果が生まれていたといいます。
コンテンツ選定の基準 ― フランチャイズはあえて選ばない。
BeMikeが手がけるコンテンツやマガジンには、
フランチャイズのお店はほとんど登場しません。
益山で長く続いてきた店、
店主が頻繁に店に立っている空間、
時には不親切に感じることがあっても、
その町の時間や空気感がしっかりと伝わってくる場所。
キム・エリム代表は、
そうした場所をこそコンテンツとして伝えていきたいと語り、
「ローカルコンテンツで一番大切なのは“人”です」と話していました。
また、できる限り実際に足を運び、
体験したうえでコンテンツを制作しているため、
一つのコンテンツが完成するまでには
かなりの時間がかかるとも言います。
実際にお店に行って、食べて、買って、会話をして、
そして、また訪れる。
まるで恋愛をするように、
お金と時間をかけなければならない――
そんな言葉が、とても印象的でした。
「自腹で開催するフェス」ってどういうこと?
益山(イクサン)・春浦(チュンポ)面で開催された、
“自腹開催”のフェス「春浦マーケット」。
自治体の予算に頼らず、
地域ブランドが主体となって実現したイベントでした。
益山内外のセラーたちが手づくりした商品やローカルフード、
体験型プログラムでフリーマーケットのブースが並び、
ローカルアーティストによるステージパフォーマンスも披露されました。
さらに、春浦の歴史を巡るプログラムも行われ、
すでにシーズン2となる開催を迎えています。
その結果、
1日の来場者数は600人以上。
のどかな農村に車の渋滞が起きるほどの盛況ぶりでした。
フェスといえば、
アーティストや音響機材、会場手配、
フリーマーケットの出店者調整など、
準備すべきことが山ほどあるもの。
「自腹でフェスをやるなんて、想像もできなかった」と語るジロに対し、
キム・エリム代表はこう話してくれました。
「大変な部分もありましたが、
制約が少なかった分、
むしろ“本当にやりたいこと”ができたんです。」
オフラインの活動を、あきらめない。
BeMikeが、ほかのローカルマガジンと最も大きく違う点は、
オフラインでの活動を継続していることです。
カフェを開き、
ブックトークを開催し、
ツアープログラムを運営し、
そしてフェスも企画する。
キム・エリム代表は、
オンラインコンテンツの重要性を十分に理解していながらも、
「画面の中で完結するコンテンツだけでは、町は変えられない」と語ります。
ただ“見る”だけで終わらせるのではなく、
実際に“足を運んでもらう”ところまでつくりたい。
その思いが、BeMikeの活動の根底にありました。
ローカルは、仕事になる?――「無駄な時間」も必要だ
インタビューの終盤、
卒業と就職を控えたジロが、こんな質問を投げかけました。
「もうすぐ卒業して、就職もすると思うのですが、
ローカルは“お金になる”のでしょうか?」
「なります。
まだ“空白”が多すぎるんです。」
専攻が何であっても、
経験が多くても少なくても、
地域には、まだ誰も手をつけていないことが山ほどある。
最初は無料で、
あるいは赤字を覚悟して始めたとしても、
その時間が積み重なれば“信頼”になり、
信頼はやがて“仕事”として返ってくる――
そう彼女は語ってくれました。
BeMikeの立ち上げ当初を振り返りながら、
「やりたいことがあるなら、
“無駄な時間”を過ごすプロセスも必要なんです」とも。
以上、BeMike代表とのインタビューでした。
いかがでしたか?
私たちジロにとっても、
希望と前に進む力をもらえた、
とても大切な時間でした。
シーズン3の益山・春浦マーケットで
また遊びに行きましょうと約束して、
数か月後に再会するはずだったのですが――
インタビューからわずか2日後、
大田(テジョン)で開催された
路地(ゴルモク)コンファレンスで、
再び代表にお会いすることに。
本当にうれしい再会でした^^
大田・ゴルモクコンファレンスの訪問記も、
近日中に投稿予定です。
ぜひ、楽しみにしていてくださいね!
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