今回は、前回の議題をうけて、バイオマスによる包括的地域再生計画を考案しています。
日本においては、バイオマスエネルギーに対する認知度はまだ低いのですが、欧州では7000ヶ所ものプラントが稼動しています。
日本の場合、バイオマスの原料は、地域資源循環型モデルの構築を念頭においている為に、どうしても地域で出た廃油や残さが中心とならざるを得ませんでした。
これらは、熱変換率が悪い上に、液肥と呼ばれる液体も、かなりの臭いを発するプラントが多いのも事実です。
欧州のある会社のプラントは、液肥が殆ど匂いませんし、十分に肥料として配布する事も可能です。また、燃焼過程で発生する二酸化炭素を取り出すことで、果実のハウス栽培などで、発育促進に多いに役立っています。
欧州でのプラント原料としては、牧草がメインとなっていますので、荒廃農地の再利用と言う点でも、メリットが大きいと考えています。



なんとか実現させたいモデルですので、本格的な事業調査に入りたいと考えています。
● 前回の合同会議を河北新報さまに取材頂きました。(2012年10月12日)
