重量は余っているのに積めない?配送の積載率と運賃を一画面で確認できるアプリ
「重量にはまだ余裕があるのに、荷台はいっぱい」
「便ごとの運賃を比べても、注文数が違うので判断しにくい」
「配車の振り返りをしたいけれど、計算と記録に時間がかかる」
配送の現場では、重量だけを見ても積載状況を正しくつかめないことがあります。
軽くてもかさばる荷物は容積が先に上限へ近づきます。反対に、見た目には余裕があっても、重量側が限界ということもあります。
そこで、重量と容積を一緒に確認できる「配送積載率・運賃配賦マシーン」を作りました。
重量と容積の高いほうを確認する
便・配送名、配車責任者、最大積載重量、実際の積載重量、最大容積、使用容積を入力します。
保存すると、重量積載率と容積積載率を自動で計算します。判定に使うのは、2つのうち高いほうです。
たとえば重量が59%、容積が86%なら、重量だけを見て「まだ積める」とは考えません。容積が先に上限へ近づいていることを確認できます。
積載状況を4段階で確認できる
結果は「積載超過」「低積載」「改善余地」「適正積載」の4段階で表示されます。
100%を超える場合は積載超過、55%未満は低積載、55%以上75%未満は改善余地、75%以上100%以下は適正積載です。
さらに、積載率が80%からどれだけ離れているかと、復路の空車状況から目安点を出します。
この点数は、自動で配車を決めるものではありません。優先して確認する便を見つけるための補助として使います。
1注文あたりの運賃も表示する
運賃と配賦する注文数を入力すると、1注文あたりの運賃を表示します。
運賃の総額だけでは、注文数が違う便を比較しにくいことがあります。1注文あたりにそろえることで、改善を検討する便を見つけやすくなります。
なお、画面上部の説明には1kgあたり運賃という言葉もありますが、現在の実装で表示・出力されるのは1注文あたり運賃です。
次の改善アクションまで記録する
数値を出して終わりではなく、「次に何をするか」も一緒に登録できます。
たとえば、軽量品を別便へ混載する、復路の荷主を探す、荷姿を見直す、といった行動です。
積載超過の場合は、まず超過側を減らして再配車するよう表示されます。実際の判断では、車両仕様や法令、荷姿、現場条件を責任者が確認してください。
配車前、配送後、会議で使い分ける
配車担当者は、出発前に重量と容積の偏りを確認できます。
物流責任者は、週次や月次の振り返りで、積載率、1注文あたり運賃、復路の空車状況を並べて確認できます。
倉庫・出荷担当者は、容積が先に上限へ近づく便を見つけ、荷姿や積み合わせを検討する材料にできます。
小規模事業者は、検索して対象便だけを表示し、CSVや印刷で会議資料の下地を作れます。
パソコンの中で使えるシンプルなアプリ
このアプリは、単一のHTMLファイルです。ブラウザで開いて使います。
確認したHTMLには、外部APIやサーバーへ入力内容を送る処理はありません。入力した記録は、そのブラウザの `localStorage` に保存されます。
CSV出力、JSON形式のバックアップ、バックアップからの復元、印刷にも対応しています。
ただし、ブラウザのデータを削除すると、保存した記録が見えなくなる可能性があります。大切なデータは定期的にバックアップしてください。
よくありそうな質問
Q. どんな人が使えますか?
A. 配車担当者、物流責任者、倉庫・出荷担当者、小規模事業者など、便ごとの積載状況を記録したい方を想定しています。
Q. いつ使うと便利ですか?
A. 配車前の確認、配送後の振り返り、週次・月次会議、運賃の説明資料を作る前などに使えます。
Q. 表計算ソフトとの違いは何ですか?
A. 入力項目と判定方法が最初から用意されているため、計算式を組まずに使えます。自由な集計や高度な分析は表計算ソフトのほうが向いています。
Q. データは自動でクラウド保存されますか?
A. いいえ。使用中のブラウザ内に保存され、他の端末やブラウザには自動共有されません。
Q. データが消えないようにするには?
A. 「バックアップ」でJSONファイルを保存し、必要に応じてCSVも書き出してください。復元は現在の記録を置き換えるため、操作前のバックアップもおすすめします。
Q. 判定結果は正式な配車判断や会計処理にそのまま使えますか?
A. 判定は確認の目安です。配車は原資料、車両条件、荷姿、法令を責任者が確認してください。正式な原価配賦には社内ルールや専門家の確認も必要です。
使い方や機能の詳細は、noteの記事にまとめています。
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