KPIを見ていると、数字そのものよりも「どこから確認すればいいのか」で迷うことがあります。
売上、商談化率、解約率、問い合わせ件数、採用内定承諾率、研修受講率など、毎月見る数字はたくさんあります。
でも、全部を同じ深さで見ていると時間がかかりますし、本当に確認すべき変化を見落としてしまうこともあります。
特に月次会議や週次レビューの前は、資料づくりだけでも忙しいものです。
「目標より低い数字はどれか」
「前期から急に悪化している数字はどれか」
「どの部門のKPIを先に確認するべきか」
こうした確認を、毎回手作業で行うのは意外と負担になります。
そこで今回は、パソコンの中だけで動く「KPI異常検知ダッシュボードマシーン」というHTMLアプリを作りました。
このアプリは、KPI名、部門、期間、目標、実績、前期実績、許容差、担当、メモを入力すると、達成率、前期比、目標差異、異常度、判定を自動で表示してくれるツールです。
たとえば、同じ達成率85%でも、前期から急に落ちた数字なのか、もともと低めで推移している数字なのかで、確認の優先度は変わります。
このアプリでは、目標との差と前期からの変化をもとに、注意した方がよいKPIを見つけやすくしています。
画面上部には、登録KPI数、要対応KPI数、平均達成率、平均異常度が表示されます。
右側には、注意・要対応に該当するKPIのリストも表示されるので、会議前に「まず見るべき数字」を拾いやすくなります。
営業なら、月次売上、受注率、商談化率、平均単価など。
CSなら、解約率、一次解決率、問い合わせ件数、NPSなど。
マーケティングなら、CV数、CPA、資料請求数、セミナー申込数など。
人事やバックオフィスなら、採用内定承諾率、研修受講率、経費予算差異、月次締め進捗など。
いろいろなKPIを入れて、目標に対して大きくズレているものや、前期から悪化しているものを確認できます。
また、部門別にリスク件数を見る簡易グラフもあります。
これだけで原因が分かるわけではありませんが、「今月はどの部門の数字を先に見るべきか」「誰に事前確認をお願いするか」を考える入口になります。
会議でいきなり数字を見て慌てるよりも、事前に違和感のあるKPIだけ拾っておけると、話し合いの質も上がりやすくなります。
このアプリの特徴は、ローカル環境で動くことです。
HTMLファイルをブラウザで開くだけで使えるので、インストールや会員登録は不要です。
入力した内容はブラウザ内に保存でき、必要に応じてCSVで保存することもできます。
外部サービスに入れるほどではないけれど、手元でKPIを整理したい。そんな時に使いやすい小さなツールです。
大きな分析システムを置き換えるものではなく、日々の確認作業を少し軽くするための道具として作っています。
Q&A
Q. どんな人に向いていますか?
A. KPIをExcelやスプレッドシートで管理している人、月次会議や週次レビューの前に数字を整理したい人に向いています。大きなBIツールまでは必要ないけれど、要注意の数字だけ先に拾いたい時に使いやすいです。
Q. 何が便利ですか?
A. 目標との差、前期との差、許容差をもとに、異常度と判定を自動で出せるところです。表を眺めるだけよりも、確認すべきKPIの優先順位をつけやすくなります。
Q. 部門ごとの確認にも使えますか?
A. 使えます。部門名を入れておくと、部門で絞り込んだり、部門別のリスク件数を確認したりできます。複数部署のKPIをまとめて見る時に便利です。
Q. CSV保存はできますか?
A. できます。入力したKPIと計算結果をCSVで保存できるので、Excelで開いたり、会議前の確認リストとして残したりできます。絞り込んだ状態で保存できるので、要対応のKPIだけを抜き出す用途にも使えます。
Q. Excelだけではだめですか?
A. Excelでも同じような管理はできます。ただ、毎回計算式を組んだり、条件付き書式を整えたりするのが面倒な場合は、このアプリのように入力してすぐ判定が出る形の方が気楽です。
Q. このアプリだけで原因分析までできますか?
A. 原因分析を自動で行うアプリではありません。あくまで、入力した数字から「確認した方がよさそうなKPI」を見つけるための目安ツールです。最終判断は元データや現場状況とあわせて確認してください。
Q. ネットにつながっていなくても使えますか?
A. HTMLファイルをブラウザで開いて使うタイプなので、基本的には手元の環境で動かせます。入力内容の扱いには注意しつつ、クラウドに入れるほどではない数字の整理に使いやすいと思います。
今回のnoteでは、アプリでできること、使い方、向いている場面、注意点までまとめています。
KPI確認の前に、まず危ない数字だけ拾いたい方はぜひ見てみてください。
ダウンロードはこちらのnoteへ:
