前回は、フィアット社の代理店を訪問して、Fastback Limited Editionという、
1.3リッター180馬力のターボエンジンを積んだスポーツセダン↓のテストドライブをしたことを書きました。
石畳の道では、サスのほどよい柔らかさが求められる
テストドライブでは、180馬力という圧倒的なパワー
に圧倒されましたが...
テストドライブ中に石畳の道を走った時、ゴトゴト...と石畳の路面の音がして“音がうるさい”と感じました。
最上級グレードのクルマなので、クルマのボディなどから発する音ではないことは確か。
家に帰ってからインターネットで調べたところ、スポーツカーが専門のアバルト社のチューンアップ車なのでサスペンションを硬めにしていることがわかりました。
いや、Lobyはパワーのあるクルマは好きだけど、乗り心地の悪いクルマは願い下げなんですよね
ブラジルの田舎町って、けっこう石畳の道が多いんだよね。
ゴトゴト...と路面の騒音を聴きながら走るなんてサイテーです。
高級スポーツカーなどは、電子制御サスペンションなんちゃらいうものがあって、路面の状態によってサスの硬さを変えたり、またはドライバー自身が走りに合わせて変えたりできるらしいですけど
Fastback Limited Editionクラスのお値段のクルマには、もちろん、そんなもの装備されていません。
そういうわけで、フィアット社のFastback Limited Editionは一応保留。
フォルクスワーゲン代理店
週が明けて、今度はフォルクスワーゲン代理店を訪問しました。
お目当ては、やはりスポーツセダンで、今年5月にラインナップされた、Virtus Exclusiveというモデルのテストドライブをしました。
Virtusはフォルクスワーゲンのスポーツコンパクトカーで、Exclusiveは 一部の人だけが利用できる高級という意味で最上級グレードです。
車種のカテゴリーは、SUVクーペなのだとか。
(なんか、聞いたことのない車種だけど、SUVが大人気だから、それにあやかっているのかも)
上述のフィアット社のFastbackもやはり同じカテゴリーだそうです。
セダンっていうと四角い感じのクルマなので、やはりクーペが適切なカテゴリー名でしょう。
ただ、ふつうのセダンよりも最低地上高とか車高とかが高いのでSUVクーペとしたみたい。
Virtusの下級グレードが、1リッターターボエンジンで109馬力のエンジンを搭載しているのに対し、Exclusiveは1.4リッターで最高出力150馬力というパワーのあるターボエンジンを搭載しています。
Lobyは、パワーのあるクルマが好きなんですよね...
パワーがあると、追い越しなんか楽ですしね。ドライブする楽しさも倍増するってものです
なので、今回のクルマ選びの条件の一つは
最低120馬力あることです。
ちなみに、Exclusiveに搭載の1.4リッター直噴式4気筒エンジンは、TSI(Turbocharged Stratified Injection)と呼ばれるエンジンで、ツインチャージャーやターボチャージャーを備えたガソリン直噴(FSI)エンジンの名称で、フォルクスワーゲンの商標だそうでは、自動車通の間ではかなり定評のあるエンジンだとか。
Exclusiveのエンジン形式は「250 TSI」で、最大250N.m.(ナノメートル)のトルクを発揮できるエンジンです。最近のクルマは、エンジンのパワーをこのような形式で表示しているようです。
Nm(ナノメートル)表示により、エンジンのトルクがわかります。
「最大トルク」や「最大出力」の値が高いほど、力強く走れるクルマだということになります。
Exclusiveの下のグレードのモデルのエンジンは200N.m.
たとえばカローラクロスの場合は、210N.m.とメーカーの主要諸元表に出ているので、Exclusiveよりわずかに低いことになります。
ディーラーのヴィルトス・エクスルシーブル
ちなみに日本では、フォルクスワーゲン社は、T-Cross、T-Roc、Polo、ID.4、GTI、Golf、Tiguan、Passatなどしか販売されてなく、Virtudeは販売されていません。
Virtudeは、Poloをベースにブラジルで独自に開発されたセダンで、焼き立てのパンみたいにバカ売れしているSUVに押され気味のセダンを、スポーティーセダン独特のデザインの美しさと十分なパワーによるスポーティーな走りをキャッチフレーズにして開発されたクルマです。
ヴィルトスのベースとなったポロ
2018年の販売開始と同時にセダンファンに人気になりました。
そして、今年3月にモデルチェンジ車が販売されると、なんと初日の3時間で2500台を販売するという大人気車となったとか。
最高速度は209 km/h、100km/h加速は8.5秒なので、フィアットFastback Limited Editionの最高速度210Km/h、100km/h加速8.1秒と比べても遜色ない性能です。
ちなみに、LobyのJeep Compassの100km/h加速は10.6秒。
車重が1547Kgと重いので、エンジンが160馬力(196N・m)あっても加速は遅い。
もっとも、いくらEditionの最高速度が高くても、こんな速度で走りまわれませんけど
精悍な顔つきのVirtus Exclusive
Virtus Exclusiveのダッシュボード
Virtus Exclusiveのマルチメディアシステムは、スッキリとダッシュボードに収まっています。
10.1インチのマルチメディア画面
↓のクルマのように、ダッシュボードの上に乗っかったようなマルチメディアシステムは好みではありません。
2020年型Jeep Compassの買取価格は、円換算で320万円。
現在、新車が515万円しているので、3年乗って38%価格が下がったことになります。
日本では、新車登録から1年経過すると購入価格の約30%ほど下がり、3年経過で約45%くらい下がる
らしいので、ブラジルの方が少し得です。
LobyのJeep Compass2020年型の場合、来年になるとさらに10%ほど下がる予想なので、やはり今年中に買い替えた方がかなり得です。
それにしても、ブラジルの新車の価格の上昇率には驚きます。
Jeep Compassの場合、3年半で48%ほど値上がりした計算になります。
そりゃ半導体不足とか、外的要因はいろいろとあったと思いますけど、近年の新車の価格上昇率ハンパじゃないです
ブラジルの公式インフレ率は平均年6%ほどなので、3年半で約21%になり、このインフレ率を引いても実質27%値上がり
したことになるのですから、たまったものではありません。
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