ブラジルの新型コロナウイルスワクチンの接種の情報です。
サンパウロ州州知事は、同州のブタンタン研究所が中国のシノバック・バイオテック社と共同開発された新型コロナウイルスワクチンの接種を来年の1月から開始すると今週発表しました。
シノバック・バイオテック社の新型コロナウイルスワクチン
サンパウロ州の人口は4600万人。
ブラジルの人口の22パーセントを占める、ブラジルでもっとも人口の多い州です。
ブラジルのGDPにサンパウロ州が占める割合は実に30パーセント以上！
工業生産率も同じく30パーセント以上となっています。
それだけ重要な州であるため、サンパウロ州知事は早くから自主的にワクチンの生産を検討して来ていました。
ブタンタン研究所で今週から製造が始まったワクチン製造
ブタンタン研究所では、日産百万回分のワクチンを24時間体制、週7日のノンストップ体制で製造開始。
近隣の州などでワクチンを希望した州にも配布する予定だそうです。
どこかの大統領のように「新型コロナウイルスはただの風邪だ」（コロナ禍が始まった頃の発言）とか「新型コロナウイルスはもう終わった」（今週の発言）とかほざいているアホな人間ではないようです。（発言したのはトランプではなく、当国の大統領です）
ブタンタン研究所でのワクチン製造を報道するニュース
サンパウロ州のワクチン接種カレンダー 接種は2回行われます。
日本では、第二波だか第三波だかで、医療従事者や関係者が深刻な状況にあるとSOSを発信していますが...
ブラジルではすでに医療崩壊しています。
コロナに罹っても、入院できる病床がない状態の病院がほとんどで...
罹ったら救急車でたらい回しにされたあげくに亡くなってしまうケースが続出となっています。
疲労困憊の医療従事者（上）と病床（下の写真）
ワクチン、早く接種が終わって欲しいですね。
（Lobyは受けませんけど...）
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