急遽6チームにて開催されたオセロ甲子園番外編のプレ団体戦。1回戦の対戦メンバーの発表も終わり、それぞれが伏せ石にて白か黒か決め開始の合図を待つばかり。



帰り支度をしてた他の子供達もやはり様子が気になるのか、ギャラリーは次第に増えていってます。



エースキラー「YOKOHAMAは予想通りシンドウ君が大将かぁ」
ワントップ「そりゃぁ優勝してるんやし最後でしょ~」
「どっち勝つと思う?」
ハヤブサ「シンドウ君は100%勝つやろけど、IBARKIは先鋒と次鋒に双子の子出てるからワカランで」
エースキラー「これさぁ、時間5分って短いで~」
ソロバン「今日全部10分でやってたから感覚狂うからキツいわ~」
ジジョ「そうなん?私5分あれば余裕だよ!」
エースキラー「君はいつも早打ちやん(笑)」


その後、YOKOHAMAvsIBARKI戦は大将のシンドウ君が貫禄の60石を取り勝利するものの、IBARKIも先鋒・次鋒の双子君がいずれも勝利。残りの中堅・副将戦は互いに1勝1負だったため、1回戦はIBARKIチームの勝ち!次はKANSAIとの準決勝に。



一方隣のテーブルで行われたTUBEvsTOKYO戦は、前評判の高かったTUBE4強含め全勝でTOHOKUとの準決勝へ。



KANSAIチームは対戦表の提出時間が迫ってきて…………



ジジョ「YOKOHAMAが来ると思ってたのに負けたね」
ワントップ「勝ち抜き戦とちゃうから、シンドウ君一人だけ強くても勝たれへんのかぁ」
エースキラー「向こう同じ順番で来るかなぁ」
ハヤブサ「俺らの順番どうする?」
ソロバン「大将行きたい人~?」
エースキラー「………………………」
ジジョ「……………時間ないしジャンケンで決めようか」
一同「うん」




ジャンケンで順番も決定し、KANSAIチームの初陣へ



「準決勝行います。
先鋒戦IBARKI双子兄君、KANSAIワントップ君
次鋒戦IBARKI○○さん、KANSAIエースキラー君
中堅戦IBARKI双子弟君、KANSAIハヤブサ君
副将戦IBARKI△△君、KANSAIソロバン君
大将戦IBARKI□□君、KANSAIジジョさん」



ソロバン「大将頑張ってや~(笑)」
ジジョ「もう、ジャンケンで決めるんじゃなかった~」
エースキラー「メッチャ見られてるから緊張してきたって……」



そんなこんなで結果の方は3勝1負1分でKANSAIチームの勝利。決勝戦の相手は3勝2負でTOHOKUチームに勝ったTUBEチームになりました。



最後の5試合。テーブルも1列片付け、ギャラリーはいつの間にか周囲を囲むように楕円状になってます。中には先に負けたチームやはり結果が気になるのか、帰り支度せずどっちが勝つか予想しながら2チームを見守ってます。



KANSAIチーム決勝の対戦表記入時…………………
ハヤブサ「俺、今日負けたヤシキ君と対戦したいねんけど…」
ソロバン「そんなん出来るん?」
ジジョ「それやったら私はヒカリちゃんとがいい!」
エースキラー「向こうがさっきと同じ順番かワカランやん。変えてくるかもしれへんし」
ハヤブサ「でもさっきはヤシキ君大将やったから、俺も大将で行くわ」
ワントップ「エースキラーは誰か対戦したい人おる?」
エースキラー「今日TUBEの子と3人と当たったから、どうせやったら残りの二人のどっちかかなぁ…ヤシキ君かタヤマ君。」
ソロバン「ってかTUBEみんな強いで。二段3人いるTOHOKUにも勝ってるし」
ジジョ「みんなでせーので指差して決めへん?」
一同「賛成」




「ではこれより決勝戦を開始します。先鋒戦…………」












決勝戦の組合わせは?
勝敗の行方は?





残念ながら本編はここで終わりです。





ここから先の結末は皆さん次第です。皆さんの妄想力にお任せします(笑)。
勝っても負けてもオセロが大好きな子供達がもっともっと増えたらもしかすると、いつの日か団体戦が行われるかもしれませんね。



最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。




この物語はフィクションです。