そんな中、KANSAI地区が集まっていたテーブルでは…………

ハヤブサ「え~っ、なになに?これメッチャ面白そうやん!」
エースキラー「うわぁやりたいなぁ!みんなどうする?」
ジジョ「出ようよ出ようよ。この4人で」
ソロバン「………けどさぁみんな時間あるん?」
ジジョ「う~ん、私は今日泊まるけど、先に団体戦出てもいいかお父さん達に聞いてけえへん?」
一同「せやな~」



幸い2時間程度ならと全員許可がおりたKANSAIチーム、しかし現在まだ4名。



エースキラー「あと一人どうしようか?」
ジジョ「別に誰でもいいんならシンドウ君は?」
エースキラー「それ最強やなぁ(笑)……シンドウ君どこにおる?」
ソロバン「あぁ…アカンわ、向こうの方でもみくちゃにされてるから多分もうチーム作ってるんちゃう?」
ハヤブサ「YOKOHAMA地区でチーム作るんちゃうか?大体は地区同士で固まるやろな~」
ジジョ「じゃあKANSAI地区であと一人探そうよ!」



周りは既に同じ地区同士の子供達中心に2、3チームは出来上がってますが、KANSAI地区は帰りの新幹線の時間が決まっていて参加出来ない子供が以外と多く最後の一人に苦労してる様子。



エースキラー「アカンなぁ、あと一人やねんけど…………」
ソロバン「あっ、KOBEのワントップ君おるやん?」
ジジョ「ホンマや、今日ブロック違ったから最初しか見てなかったし忘れてたわ。ワントップ君入ってくれたらメッチャ強いんちゃうん?KANSAI最強チームやで!」
ハヤブサ「チョット待ってて、俺聞いてくるわ!!」



斯くしてなんとか5人揃ったKANSAIチーム、急な呼び掛けにも関わらず結成されたチームは以下の6チームです………………



2連覇のシンドウ君中心のYOKOHAMAチーム

地元からのTOKYOチーム

オセロの地元IBARKIチーム

新二段3人を擁するTOHOKUチーム

地区内の4強が中心のTUBEチーム

最後に滑り込みKANSAIチーム



「はい、揃いましたね、やっぱり地区ごとの対抗戦になりましたね。ではルールですが、団体戦は5試合を同時に開始します。今日は時間ないので持ち時間は一人5分プラス30秒の秒よみでお願いします。5試合全て終了して3勝したチームの勝利とし、もし2勝2負1分の場合は石数の多いほうとします。じゃあ6チームあるので、トーナメントの抽選しましょうか?」



抽選の結果1回戦はYOKOHAMAvsIBARKIとTUBEvsTOKYOに、KANSAIとTOHOKUはシードになりました。



ソロバン「なあなあ、シードって特なん?」
ジジョ「う~んワカラン。私はシンドウ君と試合したかった~」
エースキラー「俺も!なかなか会われへんしなぁ。でもYOKOHAMAが勝ったら次俺らとやで」
ハヤブサ「どうせなら1回戦から出たかったなぁ。最高3回戦出来るんやろ」
ソロバン「しゃあないやん、もうすぐ試合始まるから見に行こうか~?」



2列のテーブルにはオセロ盤が5台ずつ、それぞれのチームも一例に並び審判に対戦表を渡しました。



「では対戦表を読み上げますので、呼ばれた順番に座っていってください。先鋒戦TUBE○○君TOKYO□□君。次鋒戦TUBE……………………………」



対戦者は家族や1回戦シードの2チームからテーブルのすぐ後ろからガン見、いや暖かく見守られながら、初めての試みプレ団体戦まもなく開始なり




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