先週受けた検査の結果を聞きに今日も病院へ。

待っている間、何気なく置いてある小冊子を手に取り読んでみたら診察前だというのに泣きそうになってしまった。

ググったらあった。

ノバルティス ファーマ株式会社 ~がん領域への取り組み~:ノバルティス ファーマ株式会社
がんはどんな病気? ~親ががんになったときに知っておいてほしいこと~



ぼくのせいでなっちゃったの?

いいえ、だれのせいでもありません。
自分が心配をかけたから、自分が悪い子だから
がんになっちゃったのかなと思うことがあるかもしれませんが
病気になったのはあなたのせいではありません。
どうしてがんになるのか、まだお医者さんにもよくわかっていません。
でも、あなたのせいではないし、他のだれのせいでもありません。



悪い子だから病気になったわけじゃない。
いい子にしてたら病気がよくなるわけでもない。

善い行いをしても不幸がやってくる。
悪い行いをしても幸運がやってくる。

そんな事がものすごい勢いで腑に落ちちゃって、冊子を閉じた。

--

検査の結果は、転移なし・数値OK・胆石発見!
胆石できやすくなるよーとは聞いていたけど、そんな話はとっくに忘れてた。

まぁ、とりあえずは大丈夫だろうと。
胆管炎になったら手術だよ、と。

私「気をつけることとかありますか?」
先生「なるときゃなるから スマイル 気にしないで」

私「え? ああ、そうなんですか」
先生「うんうん」

頭の中でシブがき隊が歌い始めた。

じたばったするなよ!世紀末がくるぜっ!

(いや、もう過ぎたがな)


--

「何をしても変わらない」と思うことって、絶望っていうんじゃないかな。
何を選んでも、同じ結果になるとしたら・・・。
私は何を選ぶのか。

なんてことばかり考えていたから、冊子に何が書いてあるのかちゃんと読んでなかった。

最後のページにはこう書かれている。

何かできることはある?

家族みんなで助け合いましょう。
がんに立ち向かう気持ちを応援してあげてください。
お手伝いをしたり、学校であったできごとや
友だちのことをお話するのもいいでしょう。
もしつかれて寝ていたら、しずかにしていることも助けになります。
がんという病気は、看病する家族にとっても大変なことです。
だから家族みんなで相談して、一緒に支えあっていくことが大切です。


--

ああ。

結果の手前があったね。

同じ場所に行くとしても、どのルートを通るか・誰と通るか・どう通るかは選べるね。

なんだかまた、幸せの閾値が低くなった気がする。

--

自分を責める子が一人でも減りますように。