ているかも知れない状況。
それと、あの部屋で逃げ場なく垂れ流されていた僕の殺気に、皆気圧されてしまったのだろう。
「……」
皆誰も、口を開かなかった。
「――社長」
その沈黙をおずおずとした声で払ったのは、トモミだった。
「社長――もしシオリさんにお金を貸した人達が、シオリさんに酷いことをしていたら――尋問した後、どうするんですか?」
「……」
僕はしばらく押し黙る。
「勿論ぶっ潰すさ」
「…prada 青山
…」
「――と言いたいところだけど、シオリはそういう争いごとを好むような|女《ひと》じゃなかった。自分を酷い目にあわせた人にも、慈悲の心を持つ女だった。だから、シオリが望むようにしてやるさ。もしシオリが恨みをぶつけたいのであればそうしてやるし、許すのなら許す……そんな感じかな」
僕はそう答えた。
「――よかった」
トモミは微笑んだ。
「社長、さっき探偵さんにシオリさんのことを話している時の表情、ものすごかったから、完全に怒りで我を忘れているのか心配だったんです。でも――社長はやっぱり冷静なんですね」
「……」
僕は皆の顔を一瞥した。
「――すまない。辛いのは皆も同じなんだよな。なのに僕は少し自分の怒りを表に出し過ぎたかもしれない」
皆に気を遣わせたことを、ここで謝る。
「でも」
トモミが強い口調で言った言葉に、僕は振り向いた。
「今の回答、私的には70点ですよ、社長」prada 鞄
「え……」
「怒りで我を忘れていない……それはいいことですけど、シオリさんのことを気遣い過ぎです。そんな相手ありきで動いていると、自分の気持ちって、相手に伝わってくれませんから,crocs。それに――辛いことがあった人に過保護に接するのは、同情されていると思ってその人を余計に傷つけることもありますから。そういう人に優しくし過ぎない方がいいです」
「……」
「これからは、シオリさんが望むか望まないかよりも、社長がどうしたいか、って考えを中心に動いた方がいいと思いますよ。そういうのって何故か、相手のことを気遣うよりも、自分の気持ちに正直に動いている方が伝わるものなんですよ」
「……」
意外だった。トモミがまさかシオリのことで、そんなアドバイスを僕に言うなんて……
「トモちゃんの言うこと、分かるかも」
マイも同意した。
「ピンチの時に、いつも王子様が駆けつける――そういう展開、女は憧れるんだから。駆けつけた王子様が、自分のことを気遣う過保護過ぎなのも、しまらないわよ?」
「……」
「冷静さを失わず、それでも一生懸命に、自分の気持ちに正直に――私も、みんなも、シオリさんも――みんな社長のそんなところに惹かれてるんですから。シオリさんが可哀想な目にあっているかもしれないからこそ、社長のそういうまっすぐな思いに、シオリさんの心の氷も、溶けてくれるかもしれませんから」
「……」prada 財布 楽天
そういうものかな。
でも――そうかも知れないな。
変に同情めいていたり、過保護過ぎる行為は、相手に伝わってくれない。
現に7年前、シオリを置いてユータ達とオランダに行くことを決意した時がそうだった気がする。
あの時の僕は、理屈や外聞も捨てて、サッカーを一心不乱にやることで、自分の今までの自信のなさを捨て、皆都心の仲間になれる道を模索した。その結果、その前に悩んでいた数か月間よりも、ずっと前に進めた気がする……
「トモミさん――ありがとう。その忠告、肝に銘じるよ」
僕はトモミに微笑みかけた。
「……」
それを聞いてトモミは、顔を強張らせる。
「トモミさん?」
「あー、気にしなくて大丈夫よ? トモちゃん、サクライ
