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込まれていた。控えめそうな顔のとおり、色々おだてられて、少し気恥ずかしそうに構えている様が、とても愛らしかった。
 まあ、今のところ、同性の相手で手一杯で、ナンパとかがある気配はなさそうだな。
「――以上がこれからの予定だ。何か質問はあるか?」
「センセセンセー」
 俺の隣で、間の抜けた声がした。
 手を上げたのは、俺と同じくらいの大柄な男だった。
 笑う度に八重歯を見せる、どんぐり眼に茶髪の髪をワックスできっちりセットして、バーバリー ポロシャツ
もう顔が元々笑顔の形に出来上がっているかのように、自然な笑顔を見せる男だった。
「俺、このとおり体でかいんで、バスとか足がつかえて困るんですよ。何で、一番後ろに座らせてくれませんか?」
 そう言った。
 まあ、理由としては通っている。俺もそうだが、大柄な男にとっては、バスほど窮屈なものはない。座席に座っても、足がつかえて上手く座れない。血行が鈍ってエコノミー症候群に似た症状を併発させることもあるし、何より酔いも早く、眠れない。
「あぁ、まあそうだろうな。許可してやろう」
 中学の時は、一番後ろの席を取ることで「え~」バーバリー コート メンズ
とか言う奴がいたが、この学校では一人もいなかった。そんなクラスの人気者タイプは、見渡す限り、あの大柄の男以外、誰もいなかったし、この旅行自体にも、あまり興味はなさそうだったから。
「へへっ、ラッキー」
 その少年は、そう呟いた。
 そして、俺の方を向いて、にかっと笑った。
「お前もその体じゃ、そんなクチだろ? 一緒に座ろうぜ」
「え……」
 俺は困惑した。
 今まで俺に、こんなフランクに話しかけてくるような男はいなかった,crocs。体もでかく、女の子に囲まれがちなせいで、男との交流自体、部活引退後、初めてだったのかもしれない。
「何だ何だ。旅は道連れ、ってやつだよ。どうせ参加するなら、こういうきっかけで仲良くなってもいいと思わないか?」
 本当にフランクな奴だった。
「あぁ、まだ名乗ってなかったな」
 その少年は一人で会話を進めた。
「俺はエンドウジュンイチ。よろしくな、ヒラヤマ」
 そう言って、座ったまま俺に会釈した。
「……」
 ――あれ? 何でこいつ、俺の名前を知ってるんだ?
Another story ~ 1-6

 ――エンドウジュンイチは、ポジティブを絵に描いたような男だった。
 バスガイドさんがある程度の走行予定を言い終えると、ジュンイチは早速ガイドさんからマイクを借りて、こう言った。
「することもないし、見ず知らずの連中同士、バーバリー アウトレット
これから泊まりの旅行なんだ。ならここでみんな自己紹介やろうぜ。ホテルに着いてから、みんな話しやすくなるだろ」
 そんなジュンイチの扇動で、バスの中で自己紹介大会が始まった。
「俺はエンドウジュンイチ。ま、この学校じゃ成績は下位かも知れないけど、歴史だったら誰にも負けないぜ? 趣味は三国志とか、軍紀ものだ。よろしく頼むぜ」
 軍紀ものが好きな割に、武士道と随分かけ離れた明るさだった。
 それから、皆次々に前に出て、自己紹介を進めていった。
「あ、あの、マツオカシオリです。音楽が好きで、吹奏楽部に入ろうと思っています。仲良くしてください」
 マツオカシオリの自己紹介は、言っている事は普通だったけど、クラスの男子のメモリーには、そのデータは瞬時に刻まれた。少し気弱そうで、男子にあまり免疫がないタイプに見える。
 一番後ろに座っていたから、よくわかる。男子の中で、半数以上の男子は、マツオカシオリの美しい顔に釘付けだった。
そんな余韻を残しつつ、自己紹介は続く。
 だけど……
 皆、人生で勉強ばかりの連中だった