百貨店「大和」の撤退 | 小嶋隆史の「小さな会社の経営法則」ブログ

金沢に本店のある百貨店「大和」が新潟、上越、長岡、小松から撤退するという報道が昨日以来にぎあわせています。(残念なことです)


と言うことで、


新潟市の百貨店の競合状況を少し調べてみました。


1位 新潟伊勢丹 売上(前期) 350億 市場占有率 60%(推定)  経常利益 5.8億

2位 新潟三越  売上      169億  市場占有率 30%(推定) 経常利益 ?

3位 大和新潟店 売上      35億  市場占有率 6%(推定)  経常利益 10年間赤字


今朝の北國新聞には、新潟の状況を「横綱と十両の戦い」と大和関係役員が評していました。

まさに、圧倒的強者の伊勢丹との戦いです。(しかも、伊勢丹と三越は昨年三越伊勢丹ホールディング会社を設立しています。)


戦いにならない状況は、市場占有率の法則からも明らかです。


「デッドラインの法則」(竹田陽一先生が倒産会社を研究中に発見)

市場占有率が、1位の会社の10分の1以下の会社は存続が出来なくなる。


大和新潟店の市場占有率は、1位の新潟伊勢丹の10分の1です。(おそらく)

こういった状況下では、どんな手を打とうが状況を打破することが困難になります。

即、撤退することが原理・原則上のルールです。


10年間赤字を出し続けていた本当の原因は、商品開発力や企画力、社員のレベルでは無く、

戦略(戦い方)を知らないからでは?


創業者、現社長の新潟に対する思い入れが強かったみたいです。(北國新聞)