欲しいものが得られることは、幸せなこと。
でも、いつも欲しいものが手に入るとは限らない。
人生では、どんなに欲しくても手に入らないものはある。
仕事で大成功していても、パートナーに恵まれない。
パートナーは最高だけど、仕事には恵まれない。
仕事にも、パートナーにも恵まれているけど
子供に恵まれない。
誰の人生にでも得られない何かがある。
インド占星術を学んでいると、
それが明確にわかる。
インド占星術では、土星が人生に制限を与え、
欲しいものに制限をかける。
インド占星術で、宇宙にある運命の法則、
宇宙の法則を知ると
受け入れることがたやすくなる。
宇宙の法則からいくと
土星の影響を受けない人は、一人としていないのだから。
でも、実はそのあってほしくない制限こそが真実への扉、
真の幸せとは何なのかを知る鍵となる。
本当に幸せになりたいと思ったら
私たちの幸せは何も手に得られなくても
既に私たちの中にあることを知ること。
瞑想をして、心を静めていくと
幸せは今この瞬間にあるとわかる。
内なる自分とつながるとき、
人はいつでも幸せになることができる。
そんなとき、心から自分の持っているものに
感謝することが出来る。
自由の国、世界で最も豊かで、平和な国、
日本に生まれたことだけで
相当に恵まれているんだと思う。
私は最高の幸運の一つだと思っている。
幸せは今この瞬間に既にある。
ただ、それに気づくだけ。
欲しいものがたくさんある。
それは裏を返せば、
今、幸せでないということ。
もっともっともっと欲しい。
飽くなき欲望を満たそうとすること。
それは裏を返せば、とても不幸なこと。
幸せになろうと思ったら
欲しいものを手に入れることではなく、
欲しいという欲望を手放すこと。
そうすると、喜びと感謝、幸せなときが訪れる。
生きていくために、
必要なお金や食べ物が欲しいのは自然なこと。
欲しいものを欲しいと思って手に入れるのもいい。
それも自然な人間の欲望。
でも、生きていくために必要十分なものを得ていながら
欲しいと思うことが多過ぎることは、
心が満たされていないことの裏返し。
それに気づかないといくら欲しい物を
手に入れても幸せにはなれない。
得られる幸せは、刹那的なものに終わる。
それは、穴の空いたコップを
水で満たそうとするようなもの。
そんなことが、ヴィパッサナー瞑想を続ける中で
感じたこと。
宇宙の真理は何なのか
まだ、まだ、まだ、わからないことだらけ。
悟りへの道は限りなく遠い。
でも、一歩進めば進んだだけ
幸せを感じ、真の幸せとは何かへの理解が進む。
新年からはじめたこと。
それは、改めてヴィパッサナー瞑想を
1日1時間は最低すること。
瞑想をした分だけ、より幸せに生きられるようになる。
ただ、じっと座って、
呼吸や身体感覚、心を観察するだけのシンプルなこと。
お釈迦様が示してくれた道。
こんな単純なことが人を幸せにし、
真理に近づかせてくれる。
この世界の真実は、実はシンプルなようだ。
大切なことだけど、
日々の忙しさにかまけて
すぐ忘れてしまいそうになるけど。
今年は無理な頑張りをせず、
自然体でできるように努力していきたい。